第61話 頭の中でいつもあの人の声が聞こえていた
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…このDVD
この感じ…。
何処かで見たような…
ーー前にもこんな事があったような…。
「ごめん琴音!∪」
「え…あ、何?どうかしたの?」
「電話バイト先からだったんだけど、これから急遽出てほしいって∪
お店に行かなくっちゃ」
「お店って確かファミレスだったよね?
お客さん多いの?」
「お客さんじゃなくて、今日シフトで入る子が風邪引いて来れなくなっちゃったみたいで…。
私にホール入ってくれって言ってきたのよ∪」
「そっかぁ。
バイトなら仕方ないよ。
私の事は大丈夫だから行っておいで」
「本当にごめんね!∪
こんどスイーツ奢るから!」
「うん、楽しみにしているよ」
名無しはバイトが急遽入ってしまい、琴音に何度も謝りながらバイト先へ向かうと、一人残された琴音は手に持っているDVDを借りて帰る事にした。
帰り道、時刻はまだお昼を過ぎたぐらいの時間だったが、折角DVDを借りたので、琴音は何処かに寄るような事をせずそのまま家に帰る事にした。
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「ただいま〜」
「あら?早かったのね?」
「うん、名無し急遽バイトが入ってしまったみたいでね〜。
DVD借りたし早めに帰ってきちゃった」
琴音は部屋に戻ってくると、先ほどのDVDをバッグから取り出した。
パソコンの電源を入れ立ち上げると、ケースからディスクを取り出し読み込んでいった。
何でだろう
前にもこんな事がーー。
同じような事があった気がする…。
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