第72話 一人ぐらい救世主はいるものだ!
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万事屋を飛び出した琴音は、ただ目的も無く歩いていた。
どうして銀時達があんなことを言い出したのか理解出来ず、琴音はただ涙を流す事しか出来なかった。
「っ…そうだ…近藤さん達なら」
なぜ銀時達があんな事を言い出したのか理由は分からないが、春雨や高杉の事を話せば何かしら力になってくれるだろうと思い、少しの希望を抱いてその脚で屯所へと向かった。
「あ、山崎さん!」
山「…え?…はい何でしょうか?」
「あの今日って近藤さんっていますか?」
山「あ、局長?
確か部屋にいた筈……あ、案内するのでどうぞ中へ!」
「や、山崎さん…もしかして私の事…」
山「はい?何かいいました?」
「っ…い、いえ」
山「それにしても君何で僕の名前を知ってるんだい?
何処かであったかなぁ?」
…っ!
山崎さんまで銀ちゃんみたいな事言ってる
山「あ、此処で待っててね!
直ぐに局長を呼んでくるから」
琴音は客室に案内されると、山崎はその場を後にした。
近藤達だけは何事もないでほしいと思い、緊張しながら彼が来るのを待っていた。
【5分後】
近「いやぁ〜、長い間待たせて申し訳ない!」
部屋の襖が開かれ、琴音はそちらに視線を向けると、そこには近藤と土方と沖田の姿があり、琴音は机から身を乗り出した。
「近藤さん!トシさん!総悟!
話しを聞いてほしいの!!」
近「え!な、何で俺達の名前知ってんのこの子∪
トシや総悟の名前も知ってるようだけど知り合いか?」
土「いや、俺は初対面だ」
沖「俺もですぜィ」
「………Σっ!?………そ…そんな」
土「おい女…何で俺達の名前を知ってやがる?」
沖「それに初対面で人の事呼び捨てとは良い度胸でさァ」
ま、まさかトシさん達までーー。
近「まぁ待てトシ、総悟。
名前はどうであれ先ずはお嬢さんの話しを聞こうじゃないか」
近藤は二人を落ち着かせるとその場に座らせ、近藤は琴音の話しを聞こうとしていた。
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