第71話 記憶には忘れて良いものと悪いものがある!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
焰から逃げる様にして再び走ってきた琴音は、河原の土手にやってきた。
高杉の事と春雨の事を彼に相談した方がいいかと思っていたが、琴音の中ではまだ万事屋に帰りづらい気持ちがあった。
……どうしよう
銀ちゃんに相談した方がいいかな…。
それにあの焰って男の人……。
【白夜叉の事は高杉と知り合う前から知っていた…
……奴には昔の借りがあるからね】
いったい昔何があったんだろう。
もしかして攘夷戦争時代の頃とかかなぁ?
やっぱり…銀ちゃんに相談をーー。
【こっちの迷惑も考えた事あんのかよ!!】
「っ!…………ハァ
ーー私の所為でまた銀ちゃん達に迷惑かけられないよね」
琴音は水面に映る自分の顔を見て溜め息をつくと、重い足取りで万事屋に帰る事にした。
***********
「………ど、どうしよう∪
やっぱり銀ちゃんまだ怒っているかな?
勝手に飛び出して行っちゃったし……でも帰らなかったらそれで心配させちゃうよね〜∪」
万事屋の玄関先まで帰ってきた琴音は、中に入ろうかどうしようか迷っていた。
自分から飛び出して行った手前、何と言って入っていいか分からず、「う〜ん…う〜ん」と悩んだが玄関先で10分間考えた結果、意を決して入る事に決めた。
”ガラガラ”
「た、ただいま!
銀ちゃんさっきはごめんね!
私銀ちゃんの気持ち考えずに…」
琴音は室内に入ると、ソファにはいつもの様に銀時が座っており、その隣には神楽が定晴とじゃれ合っていた。
そして琴音は銀時の顔を見ると直に頭を下げ謝った。
しかし、銀時はただ呆然と琴音の顔を見ているだけで何の反応もなく、心配した琴音は再び口を開いた。
「…えっと……銀ちゃん?∪」
銀「…えっと…どちらさん?」
「……え?」
銀「今日は仕事の依頼入ってねぇけど」
新「あれ?銀さんお客さんですか?」
神「いきなり入ってきたアル」
「…え……えっと銀ちゃ「あぁ!もしかして依頼しにきたとか!?
おい、新八!ボーッとしてねぇで茶をだせよ」
新「あ、はい!」
銀「いや〜すみませんねぇ
気がきかなくて!∪
遠慮なく座ってくれ。
話し聞くぜぇ」
「え…あの!
銀ちゃん!?……な、何を言ってるの?∪」
銀「えぇえ!?
こんな可愛い女性に名前知ってもらえてるなんて、いや〜持てる男は辛いねぇv」
.