第61話 頭の中でいつもあの人の声が聞こえていた
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「あ、琴音こっちこっち!」
「ごめんね待たせちゃって!∪」
「いいのよ!私が早く来ちゃっただけだから」
休日と言う事もあり、駅前には多くの人たちでごった返していた。
琴音は名無しを見つける為に周りをキョロキョロ見渡していると、遠くの方で琴音を呼ぶ声が聞こえ、声のした方を振り向くとそこには名無しの姿があった。
「で?今日はどうするの?」
「私ちょっと行きたい所があるんだよねぇ〜v」
「行きたい所?」
「そ!アニ●イト♪
最近ハマっているアニメのグッズが新しく発売されるのよv」
「でた名無しのアニメ好き」
「それが私の生き甲斐なんだから別にいいじゃ〜ん」
「誰も悪いとは言ってないよ」
「あ、それとTS●TAYAにも行っていいかな?
新作DVDが出ているからそれもレンタルしたくて」
「はいはい、別にいいわよ」
「ありがとー!
じゃあ行こっか」
大体の予定が決まり、琴音達は早速目的のお店に向かう事にした。
名無しのアニメ好きは琴音も前々から知っていたが、彼女に付き合ってショップに行く事は無かったので、そこがどんな所か少なからず興味を持っていた。
以前銀魂のコミックを買っていた時も、名無しからグッズを進められた事があったが、その時は断って自分から買う事はしなかった。
「いらっしゃいませ〜!」
アニ●イトにやってきた琴音は周りを見渡すと、そこにはいろんなアニメのグッズや漫画が売られており、少しばかり驚いた表情を浮かべて周りの商品に目をやった。
「す、凄いね∪
グッズってこんなに沢山売ってあるんだ?」
「まぁ〜ね♪
此処にくれば欲しい物なんて色々手に入っちゃうしねv
じゃあ私はお目当てのコーナーに行ってくるけど琴音はどうする?」
「あ〜私は、ここら辺を適当に見物しておくよ。
どうせ名無しの事だから直ぐに終わらなさそうだしね」
「わかってんじゃん♪
見定めるのに時間掛かっちゃうんだよね
終わったら声をかけるから!」
「OK!」
琴音と名無しはそれぞれ別行動となり、彼女が決まる間店内を見て回る事にした。
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