第66話 惚れた女は相変わらず可愛かった!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
包み込まれた手からは桂の温もりが伝わってき、そして視線の先にはいつもの様に真剣な表情があり、琴音自身も少しばかりドキドキしていた。
桂「琴音殿……俺の気持ちは2年前から何も変わってなどいない…月日がどんなに経とうが俺の琴音殿に対する想いだけは変える事が出来ぬ」
「…有り難うございます…桂さん」
私は幸せ者だ
銀ちゃんも、トシさんも、総悟も、近藤さんも…
皆が私なんかの事を好きだと言ってくれる
なのに…一人ひとりの想いに私は応えてあげる事が……。
”ポンっ”
「…ぇ」
桂「そんな悲しい顔をさせたかったわけではない」
琴音は考えるあまり眉間にシワを寄せていたらしく、それを見た桂はそっと彼女の頭に手を乗せて小さく微笑んだ。
「琴音殿には……好きな女性には毎日笑っていて欲しいのだ。
琴音殿が銀時の事が好きなのは十分知っている。
だが、それで傷つけてしまっているんじゃないかと思うのなら、それは大きな間違いだ」
「…で、でも!」
桂「俺だってそれは分かってて琴音殿の事を好きになっている。
自分のものにならないと分かっているけど、それでも諦める事が出来ぬ……これが現実だ。
ならばせめてこうやって一緒に茶を飲み、琴音殿といるという少しの至福の時間だけでも過ごしたいのだ。」
「…桂さん「…で、あわよくばいい雰囲気になり!
あわよくば甘い空気が漂い!
あわよくば琴音殿とニャンニャンを!!」
銀「てめぇの願望と欲だけがだだ漏れじゃねぇかぁぁあああ!!!!##」
”ドカァっ!!”
桂「Σほがぁあ!!」
「Σきゃぁっ!!∪」
桂は勢い余って彼女に抱きつこうとしたその時、桂の背後から勢いよく脚が飛んでくると綺麗にクリーンヒットし、桂は琴音に抱きつく事無くそのまま窓の方へと飛ばされてしまった。
.