第101話 無茶だと分かっていても無茶をする
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「…銀ちゃん」
銀「万事屋の一員として考えだした答えがこれなら、俺はたとえそれが何であろうと間違ってるなんて思わねぇ
ーー頑張ったな…琴音」
優しく微笑む銀時の表情を見て琴音は再び目に涙を浮かべると、彼女はそのまま勢いよく銀時の腰にギュッと抱きついた。
「ありがとう…銀ちゃん
ーーありがとう…大好き…!」
**********
総悟の件から二日後、意識不明の重体だった神楽と新八もようやく意識を取り戻すことができ、琴音とお妙達は泣きながら喜びを分かち合った。
それから二人の体も順調に回復する事ができ、意識を取り戻してから1週間後には無事に退院して万事屋へと戻っていった。
そして沖田も無事に回復し、今日いつもの業務に復帰する為に準備をしていると、廊下から琴音の声が聞こえてきた。
「ーー総悟、いる?
今大丈夫?」
沖「今準備が終わったから大丈夫でさァ」
その返事に琴音は室内に入ってくると、一瞬彼女に視線を向けた沖田は少し気まずかった事もあり視線をズラした。
「仕事復帰は今日からだね
もう体の方は大丈夫?」
沖「あ、あぁ…」
「それなら良かった
あ、これトシさんが渡してくれって
この前の報告書ーー
何箇所か修正したら終わりだって
じゃあ確かに渡したから」
報告書を総悟渡した後、琴音は「また後でね!」と言い残し部屋を出て行こうとした。
しかし、次の瞬間沖田は琴音の腕を咄嗟に握ると出て行く事を阻止した。
「ん?総悟?」
沖「ーー琴音……その…俺…」
何かを言いかけようとしたが、沖田の口からなかなか言葉が出てこず珍しく口籠っていると、それを見た琴音はクスッと小さく笑った。
「総悟、また私の名前呼んでくれてありがとう」
沖「っ!」
「戻ってきてくれてありがとう
私いつもの総悟が大好きだよ♪
だからもうそんな顔しないで」
それだけを言い残した後、今度こそ琴音は総悟の部屋を後にした。
そして、一人残された沖田は一瞬呆然として立ち尽くしていたが、少しして彼にも笑顔が戻った。
沖「ーーただいま」
END