第101話 無茶だと分かっていても無茶をする
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銀「ーーだったら琴音
力を貸してくれねぇか?」
「…何をすればいい?」
銀「アイツの首もと見えるか?」
「…首?」
銀「アイツの首にスゲェ違和感のあるネックレスがあるんだ
アイツと戦っているとき、どうもアレが気になってな
あれから異様なオーラを感じるんだ」
「確かに…総悟今まであんなの付けていなかった
あれが今の総悟の弱点なの?」
銀「100%そうとは言えねぇ…
でも違うとも言えねぇ…
ーーこれは危険な賭けだ」
「…大丈夫
少しでも可能性があるなら行ける!」
あのネックレスが総悟を操っていたとなるなら…
もしそうなら直ぐにあれを取らないと…!
大丈夫!
私ならできる!
琴音は自分の手をギュッと握りしめ、沖田の元に一歩一歩歩みを進めた。
沖「…琴音……琴音…」
「ーー総悟、聞こえてる?
私はちゃんと此処にいるよ
もう逃げも隠れもしない」
琴音は彼の前まで来ると、総悟は持っていた刀を降ろし琴音の事をギュッと抱きしめた。
沖「琴音は…俺のもんだ…。
もう…誰にも渡さねぇ…」
沖田は彼女の耳元で囁くように同じ様な言葉を発していると、琴音は彼の首元にぶら下がっているネックレスを見つけた。
これが銀ちゃんの言っていたネックレス…。
離れていても嫌なオーラを感じていたのに…。
こんな近くだと私までどうにかなってしまいそう…っ
「総悟…聞こえてる?
何でこんな事になったかは、今はもうそんな事どうでもいいの
私は一刻も早くいつもの総悟に戻ってほしいだけ
こんな石の力を頼ったりせず、いつもの優しくて、強くて、かっこよくて、仲間思いでドSの総悟に戻ってきてほしいの
それにちゃんと総悟がいつも私の事想ってくれているの痛いぐらい伝わってるから
ーー私じゃ何もできないかもしれないけど…
…でもアナタが望むならいつだって側に居てあげるから
昔約束したでしょ?
銀ちゃんやトシさん達から逃げて、サボりスポットの丘の上でーー。
私はいつだって総悟の事を見てるって
何度でもアナタの手を掴んであげるって」
琴音は顔を上げその強い眼差しで総悟の目を見つめた後、今度は琴音が総悟にギュッと抱きついた。
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