第101話 無茶だと分かっていても無茶をする
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銀「もう大丈夫だからよ
心配すんな」
沖田にやられたとばかり思っていた銀時の姿が今彼女の前に現れ、そんな彼の姿を見て琴音は目に涙を浮かべていた。
それを見た銀時も優しく彼女の頭の上に手を乗せ撫でようとしていた。
ーーが、次の瞬間…。
”ドゴォンっ!”
銀「Σゲボォオっ!!」
琴音は銀時の顎に思いっきりエルボー・バットをお見舞いすると、あまりの衝撃に銀時の体は後方に倒れ込んだ。
銀「Σえっ!?えぇ!?
ちょっと琴音ちゃん!?
タイム!ちょっとターーイム!∪
何で俺にエルボー!?
俺じゃなくてやるなら沖田君にじゃないの!?∪
寧ろ銀さん大怪我しているから心配して気を使う所じゃないの!?∪」
「……はぁあ?#
なぁにかっこつけて”心配すんな”よ##
それどの口が言っちゃってるわけ?##」
琴音はドス黒いオーラを纏いながら銀時を見下ろすと、いつもの琴音じゃない雰囲気に銀時は全身から冷や汗を流していた。
「……心配したに決まってるでしょ!!#
今だってそんなボロボロな姿で心配するなって方が無理でしょ!?#
銀ちゃんが総悟にやられたって聞いて私が…私がどれだけ心配して、どれだけ心臓が張り裂けそうになったか分かる!?#
ーーヒクッ…心配するなって言うなら…ぅう…これ以上…ヒクッ…怪我なんてしないでよ…ヒクッ」
琴音は今まで我慢していた涙がボロボロと流れ落ちると、それを見た銀時は少しばかり困った表情を浮かべ「悪かった」と言って彼女の頭にそっと触れた。
銀「琴音…もう大丈夫だから此処は俺たちに任せて「また私だけ逃げろとでも言うわけ?」
銀「…え?」
「ーー私だけ檻に守られて…皆に守られて…ただ傷つく銀ちゃん達を見ている事しかできないなんて…
そんなの冗談じゃない!!!」
銀「っ!」
「私だって万事屋の一員よ!!
銀ちゃん達に守るものがあるように、私にだって大切なものを守る覚悟がある!!
ここからは私も一緒よ!!」
琴音は銀時に背を向け、目の前にいる沖田に視線を向けた。
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