第100話 主人公は絶対に死なない
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その頃中庭では近藤、土方、そして各隊の隊士達が沖田の動きを阻止するべく刀を手にして戦っていた。
隊士「沖田隊長!
目を覚ましてください!」
沖「……誰も俺の邪魔はさせねぇ」
”ザシュ!”
隊士「ぐぁああっ!」
沖「ーー琴音は何処だ」
”ブシュっ!”
隊士「ぎゃぁあ!!」
隊士の言葉すら彼の耳には届かず一人、また一人と地に倒れていく者が続出すると、辺りには斬られた隊士達の鮮血が飛び散っており、総悟の顔にも所々返り血が付いていた。
土「クソっ!
このまま戦っても犠牲が増えるだけだ!
近藤さんどうする!?」
近「総悟の動きは今までと比べ物にならん
無闇に突っ込んでも俺達の二の舞だ!
それに総悟は俺達の仲間だ……仲間に刀を向けるなど…っ」
土「そんなこと言ってる場合か!?
山崎だけじゃねぇ!
他の隊士達もやられてる!
戦う以外アイツを止められねぇだろ!?」
近「しかし!」
総悟を止める術が見つからず、隊士達の犠牲が増えていくばかりな事に土方も近藤も焦っていた時だった。
「総悟!!
私ならここよ!!」
近藤と土方の背後から聞き覚えのある声が聞こえてきたので二人は振り向くと、そこには檻にいたはずの琴音の姿があった。
土「Σなっ!?
何で琴音が此処にいる!?」
近「Σ檻の中にいたはずじゃ!?」
「近藤さん、トシさんごめんなさい
でも私は守られてばかりじゃいられないの!
皆が私の為に戦って怪我しているのに…私だけ安全なところにいるなんてできない!!」
土「何言ってやがる!
いくら琴音でも今回は状況が違うんだ!
琴音が出てきても何も解決しねぇ!」
近「そうだ!
それに此処で琴音ちゃんに何かあったら君を必死に逃がしてくれた万事屋はどうなる!?
アイツの努力を無駄にする気なのか!?」
近藤は彼女を必死に説得して何とかその場から遠ざけようとしたが琴音はグッと拳を握りしめ、強い眼差しで彼女は二人に視線を送った。
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