第100話 主人公は絶対に死なない
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そして彼女の電話に出た相手は斎藤だった。
斎【Zっ!?(琴音さん!?)】
「もしもし斎藤さん!
今総悟がいるんですよね?
電話越しじゃ斎藤さんの言葉分からないので私の言葉だけ聞いてください!」
斎【Zっ!(分かった!)】
「斎藤さんにお願いがあります
私を外に出してください」
斎「Σっ!?」
「ただ出たいだけじゃないんです!
総悟が私の事を狙っているのは分かっています!
私のせいで皆さんを傷つけたくないし、総悟にも早く正常に戻ってほしいんです!
それに私がどんなに安全な場所にいても、総悟は追いかけてくる…
総悟が何で私を狙っているか分かりません……でも総悟を止める事ができるのは私だけだと思うんです!
だからお願いです斎藤さん!
私を檻から出してください!」
斎「Zっ!(だがっ!)」
「ーー大丈夫です
お願いです…私を信じてくだ…」”プツッ…ツー…ツー…ツー”
「…切れちゃった
やっぱり…斎藤さんでも駄目だったのかな…」
電話をしている途中で通話が切れてしまい、琴音は「…駄目か」と少し落ち込んでいた。
その間にも外では彼等が総悟と戦っている声が聞こえてきたので、彼女も頭上の窓に視線を向け「ここから出られたらなぁ」と思っていると、こちらに向かって走ってくる音が聞こえてきた。
斎「Zっ!(琴音さん!)」
「斎藤さん!?」
斎「Zっ!(さっきは電話を切ってしまいすみませんでした!)」
「ううん…それよりもどうしてここに?」
斎「Zっ(俺は琴音さんを危険な目に合わせたくありません)」
斎「Zっ(でも、琴音さんは信じてくれと言った)」
斎「Zっ!(だから信じてみようと思ったんです!)」
「ーー斎藤さん」
斎「Zっ!(ゆっくりしている場合じゃありません!)」
斎「Zっ!(直ぐにここから出してあげます!)」
「ありがとうございます斎藤さん」
斎「Zっ!(行きますよ!)」
斎藤は懐から檻の鍵をとりだし彼女を中から出してやると、二人は戦いが繰り広げられている場所へと向かった。
,