第63話 何処にもいないと焦る一方です!!
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辺りは再び彼女一人の孤独な空間に包み込まれた時だった。
外が再び騒がしくなり、琴音はまた別の何かだろうと思っていると、その音は段々大きくなって近づいてきた。
”ダダダダダダダダ!!”
”バンっ!!!”
「Σっ!!」
銀「……ハァ……ハァっ」
神「……っ」
新「……ハァッ…ハァッ」
「銀ちゃ…ん……神…楽ちゃん…新八…く…ん」
銀「…こ…琴音……」
「っ……ただいま皆」
”ギュッ!”
万事屋に帰ってきた銀時は中に入ってくると、そこにはまぎれも無くずっと逢いたいと願っていた琴音の姿がそこにあり、彼女は彼等の姿を見るとニッコリと笑って挨拶をした。
彼女の声を聞いたとたん銀時は力一杯抱きしめた。
銀「…琴音……本当に琴音何だよな?」
「うん、私だよ」
神「ぅ…うぅ……琴音ええええ!!」
新「琴音さぁああん!!」
神楽も新八もずっと我慢していたものが込み上げてき、目にいっぱいの涙を浮かべ二人とも琴音に抱きついた。
2年振りに感じる彼女の温もりは夢でも幻でもなく、本物の彼女そのものであり、ずっと彼等が待ち望んでいたものだった。
神「ずっと琴音が、ヒクッ…帰ってくるって信じていたアル!!」
新「琴音さんもう何処にも行かないでください!!
じゃないと…僕達…僕達!!」
「あ…あ、りがとう…ッ…私も皆に…ヒクッ…逢いたかった
ぅう…またこの世界に戻ってきたかった
っ…銀ちゃん…お願い…ヒクッ…私をまた銀ちゃんの側にいさせて」
銀「んなもん…言われなくても当たり前だコノヤロー。
もう二度と琴音を手放したりするかよ。
これからはどんな事があっても俺は琴音の側にいる。
もし離ればなれになったとしても、今度こそこの手は放さねぇよ」
そうだ
やっと掴んだこの手は
これから先どんな事があっても
二度と放さねぇ
END