第98話 真実はこの目で見ないと信じない
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心から祈るように眠っている土方に声をかけたそのときーー。
"ピクっ"
「ーーっ」
微かに動いた指を見た琴音は一瞬の出来事に言葉を詰まらせていると、今度は確実に彼女の耳に土方の声が聞こえた。
土「……こ……ね」
「……ぇ」
土「………琴音…」
「トシ…さ…ん
トシさん!…ヒクッ…トシさん!」
彼の意識が戻った事を知った琴音は目から大粒の涙を流すと、土方は力なく笑い彼女の頬にそっと触れた。
土「すげぇ…顔…だな」
「ヒクッ…トシさんが…ヒクッ…心配させるからだよ
でも、目が覚めて良かった」
土方の意識が戻って少しした後同じく近藤も意識が戻り、病室に戻ってきた山崎も涙を流しながら喜んでいた。
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二人の意識が戻った事の連絡を受けた銀時は暫くして病室にやってくると、今回の事について彼等にも新八と神楽が入院している事を話した。
近「…まさかそんな事になっていたとはな」
土「ガキ共の意識は?」
「それがまだなの…あれから3日経つけど意識は戻らなくて…」
土「そうか……って事は俺達は3日も眠ってたのか」
銀「…起きて早々で悪ぃけどよ
今回おたく等を襲った奴…誰か教えろ」
土「……」
【…俺のだ…琴音は渡さねぇ】
銀時は鋭い眼光で近藤達に視線を送ると、土方はベッドからゆっくり体を起こし口を開いた。
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