第97話 流れる涙は止まる事を知らない
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琴音の瞳からは再び大粒の涙がこぼれ落ち、彼等が怪我しないようにとお願いしたかったが、涙に邪魔されこれ以上の言葉が出てこなかった。
しかし、彼女が何を言いたいのかは皆に伝わっており、銀時は小さく笑みを浮かべると、琴音の頭にそっと手を乗せた。
銀「…大丈夫だ琴音」
「…っ」
銀「俺達は大丈夫
此処にいる全員…誰一人…顔の知らねぇ犯人なんかにやられたりしねぇよ
近藤や土方…新八に神楽…。
また皆元気になって戻ってくるから琴音は心配しなくても大丈夫だ
それに琴音の事は銀さんが守ってやるから安心しな」
妙「そうよ琴音ちゃん
私達はやられたりしないわ
新ちゃんや神楽ちゃんは必ず元気になるから」
九「心配してくれてありがとう琴音ちゃん
僕達は絶対にやられたりしないから、そんな悲しい顔しないでくれ
琴音ちゃんは笑った顔が一番素敵なんだから」
登「こんなババァの心配なんざ無用なんだけどね
でも…まぁこんな可愛い娘の頼みなら、尚更そう簡単にやられるわけにはいかないね」
タマ「犯人が分からない今、私も皆様をお守りできるよう警戒しておきます
だから琴音様も安心してくださいませ」
皆は心配する琴音にこれ以上悲しい思いをさせまいと彼女を勇気づけた。
銀「まっ、そういうこった
分かったな?」
「ありがとう銀ちゃん
ーーありがとう皆…!」
彼等の優しく、そして強い言葉に元気を貰った琴音は、先ほどまで頬を流れていた涙を拭き微笑むと銀時にギュッと抱きついた。
END