第63話 何処にもいないと焦る一方です!!
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沖「それよりも琴音は見つかったんですかィ?」
銀「今探してんだよ。
でも何処探しても見つからねぇんだ
琴音が行きそうな場所は全部探したのに……。」
沖「……本当に全部探したんですかィ?
琴音が本当に行きそうな場所」
銀「当たり前だコノヤロー!
琴音が行きそうな場所は…………Σっ!」
沖「どうやらまだ一つ確認してねぇ場所があるんじゃねぇですかィ?」
沖田に言われ銀時はいろいろ考えてみると、何かを思い出した様にして言葉を詰まらせた。
銀「ありがとよ沖田君
確かに後一つあったわ…確認してねぇ場所
今夜下のババァの店に来いよ
仕方ねぇから仲間に混ぜてやる」
沖「分かりやした。
近藤さんにも伝えておきまさァ」
銀時はそれだけを言い残すと、彼等に出を向けて再び来た方向に走って行った。
土「良かったのか総悟?……行かなくて」
沖「行きたい気持ちはありやした……でも…琴音が誰よりも先に逢いたいのは旦那だ」
土「フッ…少しは大人になったじゃねぇか」
沖「でも、だからといって俺も諦めたわけじゃねぇんで」
土「……総悟」
沖「さぁて…近藤さんに連絡しねぇと」
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琴音が万事屋に来て1時間が経った頃、彼女は窓からかぶき町の町を眺めていた。
そして、いつ銀時達が帰ってくるか分からない緊張感もあり、1分が10分ぐらいの長さで感じていた。
カチコチと時計の音が部屋中に響き渡り、外で少しでも人の気配を感じると銀時達が帰ってきたんじゃないかと思い、何度も確認をしに行く事が続いていた。
銀ちゃんまた私を受け入れてくれるかな?
また一緒に住もうって言ってくれるかな?
もし……望むなら
望んでいいなら…。
私はもう一度此処にいたい。
「遅いな…銀ちゃん
ーーーー早く逢いたいな」
目の前にあった写真立てをツンッと押すと、その反動で写真立ては後ろにパタンと音を立てて倒れた。
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