第96話 ご飯は暫くお預けです
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”〜♪〜♪”
「ん?…あ山崎さんからだ」
携帯のディスプレイを確認してみると、そこには滅多に電話をかけてこない山崎の名前が表記されており、琴音は「珍しいなぁ」と思いながらその電話にでた。
”ピッ”
「もしもし?
山崎さんどうかし【もしもし!琴音さん大変です!】
「…え?山崎さん?
そんなに慌ててどうかしたんですか?」
電話に出るや否や、山崎はとても慌てた様子だったので、何かあったんだろうと思い電話機能をスピーカーに変え銀時達にも聞こえるようにした。
山【先ほど副長と局長が意識不明の重体で大江戸病院に運ばれました!】
「「「「Σっ!?」」」」
「近藤さんとトシさんが!?
一体何が!?」
山【それが俺にも分からないんです…。
見つけた時には屯所の前で二人とも血まみれになって倒れていて
それに沖田隊長だってまだ屯所に帰ってきてないんです】
ーー総悟がまだ戻って来てない?
もうすぐ8時になろうとしてるのに…
「ねぇ銀ちゃん…私」
銀「あぁ、分かってる
病院に行きてぇんだろ?」
「うん
連れて行ってくれる?」
心配した表情を浮かべている琴音の頭をポンポンと撫で、銀時はスマホに向かって喋りだした。
銀「……おいジミー聞こえてるか?」
山【旦那、何ですか?】
銀「今から病院に行ってあいつ等の病室には入れるのか?」
山【基本今は面会謝絶ですが、病室の前には新選組隊士が2人見張りで待機してるので、声をかけてくれれば旦那達だけは特別に入室を許可しますよ
でも病室に来ても二人とも意識がないので話しはできないと思いますけど…】
銀「別にかまわねぇよ
俺の可愛いお姫さんがスゲェー心配しているからな
今からそっちに行く」
そういって携帯を切った銀時はお箸を置いて、近くにあった木刀を腰に刺し出かける準備を始めた。
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