第92話 ずっとふざけた人かと思っていたが…
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店内は人でいっぱいだったので外のテーブル席に店員に案内されると、坂本と琴音は向かい合うようにして座った。
「うわ〜…沢山ありますね♪
えっとどれにしようかなぁ♪」
沢山表記してある甘味に目を奪われ、琴音は「あれもいいな〜」「これも美味しそう!」などと独り言をいいながら迷っていると坂本は店員を呼んだ。
店員「お決まりですか?」
坂「この抹茶パフェとみたらし団子と3種アイス乗せあんみつと白玉ぜんざいをお願いするぜよ」
店員「かしこまりました。
少々お待ちください」
「えっ!そんなに!?」
坂「迷った時は全部頼むのが一番じゃ♪
ここはわしがごちそうするから琴音ちゃんは気にせず食べていいぜよ!
それに琴音ちゃんをお茶に誘ったんはわしやき」
「あ、ありがとうございます
じゃあ今日はごちそうになりますね♪」
坂「っ!/////」
琴音はニコッと笑みを浮かべ坂本に礼を言うと、彼女のその笑顔に坂本は一瞬ドキッとした。
「どうかしました?」
坂「ぁ…いや…えっと…そういえば琴音ちゃんは変わった服を着てるんじゃね
銀時と一緒にいるあのチャイナ娘みたいな」
「へ?…あぁ、これは私が着物を着れないからなんですよ
着付けを一人じゃできないのと動きづらいのとで、自分から好んでは着ませんね
神楽ちゃんみたいなチャイナ服の方が動きやすいですし脱ぎ着も楽ですから♪
それに見た目も可愛いから気に入ってるんです!」
坂「そうじゃったか。
わしはてっきりアイツの趣味かとばっかり!
でも女子で着付けができんっちゅーのも珍しいぜよ
琴音ちゃんは何処か違う星の出身がか?」
「違う星の出身といいますか。
私そもそもこの世界の人間じゃ無いんですよ」
坂「え?
……えっと……それは…つまり?」
「そのままの意味ですよ
私この世界とは別の世界から来たんです。
桂さんから私の事聞いたんじゃなかったんですか?」
琴音は何回かこの事を周りにも話していたので、坂本にも自分が異世界から来た事を包み隠さず話した。
しかし坂本は思考があまりついて行けず、自分なりに色々考えていると、先ほど注文していたスイーツがテーブルの上に並べられていった。
琴音は「おいしそー!」感激しながら、いただきますの挨拶と同時に先ずは3種アイス乗せあんみつを食べだした。
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