第91話 この男の扱いには注意が必要だ!
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「ねぇ銀ちゃん宛に手紙が来ているよ」
銀「あぁ?俺に手紙?」
ある日の昼下がり、郵便ポストの中を確認した琴音は一通の封筒が入っているのを見つけると、宛名が”坂田金時様へ”と書いてあったのでそれを彼に渡した。
「金時って書いてあるけどそれって銀ちゃんの事だよね?」
差出人が間違って書いたんだろうと琴音は思っていたが当の本人はこれを書いた人物を分かっていたので、とても面倒くさそうな表情を浮かべていた。
銀「ったく…銀時だって何回言えば分かんだよアイツは#」
「この差出人は銀ちゃんの知り合いの人なの?」
新「あぁ、そう言えば琴音さんはまだ坂本さんにはお会いした事なかったですよね?」
「坂本さん?……ん〜…何か聞いた事あるような」
銀「坂本は昔の攘夷戦争事からの付き合いで、ヅラと高杉と一緒に戦って来た奴だ」
「あぁ!もしかして『声のデカい人』坂本辰馬!?」
銀「なんだアイツの事まで知っていたのか」
神「アイツの声は確かに煩いネ
嫌でも覚えるアル」
「いや、私もそこまで坂本さんを詳しいわけじゃないよ
知っているのは声がデカいというのと、船酔いをする商い好きな人って事ぐらい」
銀「それだけ知ってりゃ十分だな
強ち間違ってもいねぇし」
新「それにしても坂本さん今回はどんな用件で手紙を送ってきたんですか?」
先ほどから手紙の事が気になっていた彼等は銀時に手紙の事を聞くと、銀時は封筒の中から数枚の手紙を取り出した。
銀「え〜っと……拝啓 坂田金時様…。
だから銀時だって何回言えば分かんだアイツ#」
『拝啓 坂田金時様
お元気にしてますか。
今回筆を取ったのは他でもありません。
以前からテレビでの出番が無かったですが銀ノ魂篇でそこそこ出番があって、わしもテンションがその時は上がっていましたが、気付ばアニメもコミックも全てが終わって、わしの出番も終わっていました。
NARUTO疾風伝が終わって今はBORUTOと世代交代しているので、そろそろわしも良い頃合いかと思い、次もしアニメが始まるのであれば『坂本辰馬疾風伝』みたいなタイトルで始まったらいいなと思います。
P.S : そっちに凄く可愛い女子(おなご)が金時と住んでいるとヅラから聞きましたので近々遊びに行きます。
今度は家は壊さないようにするので安心してください。
(前にも書いたけどこのP.Sって手紙書くとやっぱり使いたくなるね)』
銀「……んなもん知るかぁああ!!!!#」
"ビリビリビリビリ!!"
銀「NARUTO疾風伝が終わったからテメェの所に疾風伝枠が入ってくると思うなよ!
それだったら俺が貰いたいぐらいあるわ!!
そもそも坂本辰馬疾風伝って名前からして面白くないんじゃぁー!!
アニメ化したところでゲロで始まりゲロで終わるんだろーが!
オープニングからエンディングまでずっとモザイクだよ!
モザイクの嵐だよ!
ほぼほぼモザイクでただの放送事故じゃねぇか!
2話目ぐらいから放送打ち切りになるわぁあ!!#」
ビリビリに破いた手紙はヒラヒラと舞いながら床に落ちていった。
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