第89話 慰安旅行へGo! No2
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「凄く…怖かった…ヒクッ…トシさんが…いなくなっちゃうのが…怖かった…!」
土「…琴音…」
”チュっ”
「……っ…!」
土方は琴音の顔を上に向かせると、その柔らかな唇にそっと自分の唇を重ねた。
「…っ//////…と…し…さん…/////」
いきなりキスをされた事に驚いた琴音は一瞬にいて涙が止まり顔を赤くすると、土方は優しい表情で笑みを浮かべた。
土「俺はいなくなったりしねぇよ
…況してや琴音を置いてわな…。
琴音は俺の命の恩人だ
ーーありがとう」
「じゃあ…もうこれからは酔っぱらったままお風呂に入ったりしないでね?」
土「あぁ、約束する」
「じゃあ私…そろそろ部屋に戻るね
まだ安静にしないといけないし…」
土「…いや、今夜は一緒にいてくれねぇか?」
琴音は彼の体の事を気遣い自分の部屋に戻ろうとしたが、土方は彼女の腕を掴みそれを阻止した。
「え…でも…体の方が…」
土「俺の方は大丈夫
…何もしねぇから…朝まで抱きしめてても良いか?」
「……」
土「嫌なら…部屋に戻ってもらってもかまわねぇ」
彼の体の事を考えると「部屋に戻った方が良いのでは」と思った琴音だったが、彼女自身もまたあんな恐ろしい事が起こったらと考えると不安で仕様がなかった。
「分かった…側にいる
…でももし急に気分が悪くなったりしたらちゃんと言ってね?」
土「あぁ、分かった」
琴音は彼の布団の中に入り込み、自分を安心させるかのように土方の胸にギュッと抱きついた。
言い出したのは土方だったが、いざ琴音に抱きつかれると恥ずかしさと照れからか、少しばかり体が硬直していた。
土「…部屋で飲みなおすって言っておきながらこんな事になっちまうとわな」
「そんな事どうでもいいよ
トシさんが無事だたんだから
…でももしまた心配かけるような事があったら、トシさんのご飯だけ宇治金時丼にしてやる」
土「げっ…それだけは勘弁だな∪
ーでも心配をかける事に関しては琴音もだろ」
「…ゔ∪…それを言われると何も言い返せない∪」
土「なら今回はお互い様って事だ」
”ギュ”
「ひゃっ/////」
土方は琴音を抱き寄せると、小さく悲鳴をあげ顔を真っ赤にした。
土「悪ぃ…今夜はこのままでいてくれ」
「うん…今夜はゆっくり休んで
…明日は元気になるといいね」
琴音の温もりを感じながら土方は瞼を閉じると、そのまま深い眠りに入ってしまい、この日の慰安旅行は終了した。
END