第89話 慰安旅行へGo! No2
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楽しい宴会も開始から3時間となり、広間では酔いつぶれた隊士達が至る所で寝転がっていた。
周りには酒瓶が落ちていたり近藤達が宴会などで使った小道具が落ちていたりして、先ほどまで盛大に盛り上がっていた事が想像できた。
琴音も普段あまり飲まないお酒を今回は土方と沖田のすすめもあり、いつも以上に飲んだ事で少しほろ酔いになっていた。
時刻も10時を回っていたので、そろそろ部屋に戻ってのんびりしようと思い、長い廊下を一人で歩いていると背後から呼び止められた。
土「琴音」
「ん?…あ、トシさん!
今から部屋に戻るの?」
土「あぁ、何人かはまだ飲んでいるみたいだけどな」
「総悟もまだいるの?」
土「あぁ、アイツもまだ近藤さん達といたぜ」
「あはは、総悟も元気だね!
トシさんは一緒じゃなくて良かったんだ?」
土「これ以上あいつらといると流石にこっちが疲れるからな
琴音こそ良かったのか?」
「クスッ、実は私もトシさんと一緒
近藤さん達元気よすぎるから、流石の私も疲れちゃうよ
それに後の時間はのんびりしたいしね」
土「そうだな
…なら後で俺の部屋で二人で飲みなおさないか?」
「いいね♪
今夜は満月も綺麗だし月見酒ってのも風流でいいかも!」
土「じゃあ決まりだな
でもその前に先に風呂に入るから30分ほど待っててくれねぇか?
さっきの宴会のとき総悟に酒をかけられちまって」
「うん、分かった
じゃあ後で部屋にお邪魔するね」
この後の約束をした二人は一旦別れると、琴音は自分の部屋へと戻っていった。
「あ、一度銀ちゃんに連絡でもしておこうかな」
時間もそんなに遅い時間ではなかったので琴音は鞄の中から携帯を取り出すと、画面には銀時からの着信が3件ほど入っていた。
「あ、銀ちゃん電話してきていたんだ
留守電にも伝言が入ってる」
琴音は銀時からの3件分の留守電を聞いてきた。
伝言一件目
銀【あ、琴音?俺だ
俺達は今夜は野宿覚悟で蟻を捜し回ってんよ
なかなか見つからねぇから新八も神楽も少し疲れ気味だ
そっちはどうだ?
変な奴になにもされたりしてないだろうな?
何かあったとには殺す勢いで相手をボコボコにしろよ!
じゃあ帰りを待っているからな】
”プツッ…ツー、ツー、ツー”
「明日には帰ってくるのに心配しすぎだよ
でも、銀ちゃん達も頑張っているみたい
皆にお土産買って帰ろう♪
えっと次の伝言は…」
伝言二件目
銀【琴音、俺だ
今夜は完全に野宿だ…∪
ったく蟻なんて見つかるわけーー】
神【銀ちゃん!!茂丸がいたネ!!】
銀【なにぃーーーー!!!】
”プツッ…ツー、ツー、ツー”
「あはは∪
一応見つかったみたいだね
次がラストか…」
伝言三件目
銀【おい神楽まて!!
ギャァァァアアアアアア!!!!!】
”プツッ…ツー、ツー、ツー”
「…∪」
一体何があったんだろう∪
三件目はたまたまボタンがつっかえてしまったらしく、琴音の留守電には何かあっただろう銀時の断末魔のみが入っていた。
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