第88話 慰安旅行へGO!No1
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「うわ〜!部屋広ぉい!
綺麗だし中庭も見えるなんて凄い!
トシさん、この部屋本当に私が一人で使っていいの!?」
部屋割りは土方が決めていた事もあり、琴音が案内された所は一人では広すぎるぐらいの5人部屋で、障子を開くと日本庭園の中庭が広がっていた。
土「気に入ったか?
近藤さんと俺と総悟も似たような部屋だからな
他の奴等は相部屋だが」
「うん!凄く気に入ったよ!
一緒に旅行に来て良かった!
でも本当に良かったの?
私隊士でも何でもないから安い独り部屋で良かったのに」
土「琴音がそんな事いちいち気にしなくてもいいんだよ
それに他の奴等が琴音の部屋に入ってきても困るだろーが」
「誰もそんな事しないよ♪
皆いい人達ばかりだからね!」
琴音はヘラッと笑って「心配しすぎだよ」と言うと、土方は琴音の額を軽くデコピンした。
土「バーカ
琴音はいいかもしれねぇが、俺が心配なんだよ
まぁ、琴音の隣の部屋は俺になっているから、何かある時は遠慮なく来いよ/////」
「隣はトシさんなんだね!
じゃあ用件がある時は遠慮なくお邪魔するよ♪」
土方が琴音の部屋を出て行った後、夕食まで時間があったので、琴音は先にお風呂に入りに行く事にした。
長い廊下を歩いて行くと『女湯』と書かれたのれんを見つけ、中に入ると広くて大きな露天風呂があり、バスタオルを巻き付けた琴音のテンションは上がっていた。
「うわぁ〜!広い!綺麗!
貸し切りだからお風呂独り占めだぁ〜v」
石造りの露天風呂には小さな竹林の庭がオシャレに手入れされており、見上げれば快晴の空が一面に広がっていた。
天気もいいため日の光が湯船の表面をキラキラを光らせ、同時に暖かな湯煙が辺りを包み込んだ。
「神楽ちゃんならまっさきに泳ぐだろうなぁ
ん〜!湯加減もいいし、とっても気持ちいい!v」
湯に浸かれば日頃の疲れが一気に流れ出て行ってしまいそうなぐらいとても気持ちよく、家で入るお風呂よりも遥かに大きいため琴音は思いっきり手足を伸ばした。
そんな時だったーー。
近「いや〜本当に気持ちがいいなぁ〜v
疲れが一気に取れてしまいそうだよ!」
「近藤さんもそう思います?………って……え…∪」
自分一人しかいないと思った次の瞬間、隣では腰にタオルを巻き付けて湯船につかっている近藤の姿を見た琴音は一瞬にして凍り付いた。
近「明るいうちから露天風呂もいいけど、夜の露天風呂もいいかもしれないな!」
「き…き……キャァァァァアアアアアア!!!!!/////」
顔を真っ赤にした琴音は恥ずかしさのあまり旅館全体に響き渡るぐらいの大声で悲鳴を上げると、彼女の声に気付いた土方、沖田、山崎に加え、数人の隊士達が駆け付けた。
”ガラガラ!”
土「どうした!?」
沖「琴音!?」
彼等が中に入ってくると、琴音はお風呂の中に設置されている体が隠れるほどの岩の後ろから頭だけを覗かせ、彼女とは反対の方に近藤の姿があった。
二人のその姿を見た彼等は一瞬にして状況を飲み込む事ができ、近藤に対して怒りの気持ちがこみ上げてきた。
隊士「「「「何やってんじゃ〜〜!!!#」」」」
山崎「局長!!あんた何羨ましい事してんだぁ〜〜!!#」
土「やれ総悟#」
沖「任せてくだせぇ#」
”ドカァアアン!!!”
近「Σギャァアアアアアアーー!!!!∪」
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