第88話 慰安旅行へGO!No1
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「え?慰安旅行ですか?」
近「そう!慰安旅行!
今年は温泉に行く事になったんだよ♪」
吉原の件から2週間が過ぎたある日、いつものように屯所内で掃除をしていると近藤に部屋に来るように言われた。
仕事で使用する資料探しかと思っていたが、彼の口から出た言葉は今日から一週間後に真選組皆で温泉地に慰安旅行に行くと言われたのだった。
「そうですか、それは楽しそうですね♪
日頃お疲れでしょうから楽しんできてください!
皆さんが留守の間ここを綺麗にしておきますから」
近「え?何言ってるんだい?」
「?」
近「琴音ちゃんも一緒に行くに決まってるじゃないか!」
「そんな!
私は隊士でも何でもないしただのバイトの女中ですから、皆さんと一緒に行くだなんて図々しいにも程がありますよ∪」
近「何言ってるんだ
琴音ちゃんは女中である前に俺達の仲間だ。
君のお陰で俺達は毎日癒されているし元気を貰っている!
それに今回の旅行は総悟やトシも琴音ちゃんを連れて行くと言っていたんだよ
男ばかりの旅行より華があった方がより一層楽しくなるというもんだ!♪」
「で、でも…∪」
近藤は「気にする事無い!」と笑いながら彼女に旅行の件について話しをしていたが、それでも琴音には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
土「俺達が琴音に来てほしいと言ってんだ。
別に遠慮する事なんてねぇよ」
沖「そうでさァ
琴音がいない旅行なんて行ってもつまらねぇだけだ」
「あ、トシさんに総悟」
土「近藤さん、この前の吉原に関する報告書だ」
近「おぉ、すまなかったな」
近藤と二人で話しをしていた時いきなり障子が開かれると、土方と沖田が報告書を抱えて部屋へと入ってきた。
土「俺達は迷惑だとか思ってもいねぇ
それに俺達以外の他の隊士からも琴音を連れて行きたいと声が上がっているしな」
近「琴音ちゃんだって日頃俺達の為にいろいろ頑張ってくれているじゃないか
だから今度の慰安旅行は一緒に来てほしいんだよ」
「ありがとうございます
これ以上お断りするのは申し訳ないので、旅行にご一緒させてください」
彼等の折角の誘いにこれ以上断るのが逆に申し訳ないと思った琴音は、お言葉に甘えて彼等と一緒に慰安旅行に行く事を承諾した。
近「ありがとう琴音ちゃん!
君が一緒に来てくれると本当に楽しい旅行になりそうだよ!
なぁトシ、総悟!」
土「あぁ、そうだな
たまには温泉地でゆっくり羽を伸ばすのも悪くねぇだろう」
「あ、でも銀ちゃん許してくれるかな?∪
この事を言ったら一緒に着いて行くって言い出しそうだし…」
沖「そこは心配しなくてもいいでさァ
旦那達には俺が仕事の依頼を出しておきやす」
「仕事?」
沖「あぁ、一日じゃ終わらねぇ仕事でさァ」
沖田はニヤッと不適な笑みを浮かべた。
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