第80話 彼女さんを僕にください!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ある一人の男が真選組にいた。
普段から笑いもせず、怒りもせず、言葉を発する事もせず、ただただ無口で無表情で……。
ただし剣術となれば、その二刀流でどんな敵も一網打尽にしてしまい、その男に敵う者は誰一人おらず…。
また、内偵調査を任されている特殊な任務から「沈黙の部隊」とも呼ばれていた。
そんな男の名は「斉藤 終」ーー。
彼のプロフィールに関して不詳な点は多いが、そんな彼にも一つだけ確かな事はあった。
それは……
琴音に恋をしてしまった事だった。
銀「………いや、『だった』じゃねぇよ#
いきなり家に押し掛けてきたと思ったら、何いきなり俺の琴音ちゃんにベッタリしちゃってんのコイツゥウ!!##」
「……∪/////」
神「お前確か真選組の所にいたアフロネ!
お土産も持ってこねぇでここに来る何て礼儀がなってないアルな」
***********
さかのぼる事数十分前ーー。
琴音の仕事がその日は休みだったので、家で家事をしていると、インターホンが室内に響き渡った。
琴音も新八も手が離せなかったので、銀時に出てもらうように頼むと、彼もまた鼻をホジリながら面倒くさそうに玄関へと向かった。
銀「はいは〜い
どちらさん?」
”ガラガラ”
銀「……んぁ?」
銀時は玄関の扉を開けて、外を確認した。
しかし、そこに人の姿や影はどこにも無く、ただ心地よい風だけが銀時を包み込んでいた。
「あれ?銀ちゃんお客様は?」
銀「いや、玄関見たんだけど誰もいなかった
…ったくどこのガキの悪戯だよ#
今どきピンポンダッシュも流行んねーのに暇な事やってんじゃねぇよ#
俺はジャンプ読むのに忙しいってのに#」
新「僕達から見れば銀さんもよっぽど暇そうに見えますけど」
誰もいなかった事に銀時はブツブツと文句を言いながら、自分の机の椅子に座って、ジャンプの続きを読もうとしたその時だった。
”ガシャァアアン!!!”
銀「Σどわぁああああああ!!!∪」
いきなりフと黒い影が窓の向こうから現れたと思ったら、勢いよく後の窓ガラスを突き破って一人の男が室内に侵入してきた。
勿論その音に驚いた琴音、新八、神楽も銀時の元に駆け付けると、男は何事も無かったかのようにムクッと立ち上がった。
「さ、斉藤さんじゃ無いですか!?」
終「……(琴音さんこんにちわ!)」
斉藤は昨日までは無かったが、エリザベスのようにスケッチブックで筆談して彼女に挨拶した。
銀「こんにちはじゃねぇえよ!!!
前回といい今回といい、アフロが人の家にズカズカと入ってくんじゃねぇよ!!
つーかさっきまで玄関にいたのオメェだよな!?
なんでわざわざ裏に回って窓から入ってくんだよ!?##
テメェはジャッ●ーチェーンかコノヤロー!!」
辺りにはガラスの破片が散らばっており、さきほど新八が片付けたはずが、もうメチャクチャに散らかっていた。
.