第62話 2年後の設定はどこの漫画もやっている!
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ーーここは
ーーーここは∪
「Σ此処はどこぉお!!?」
その頃琴音は目を覚ますと知らない場所にいた。
琴音はパソコンに表記されていた【YES】をクリックした途端、部屋全体が眩い光に包み込まれ、彼女はそこで意識を失った。
どのくらい気を失っていたか分からないが、体を起こし辺りを見渡すと何故か神社の境内におり、そこがかぶき町なのかどうかは直ぐに確認する事が出来なかった。
人にこの場所を聞くにしても人気が無く、ただ確認出来る物は満開に咲き乱れている大きな桜の木の下にいることだけだった。
風が吹く度にヒラヒラと桜の花びらが舞い散り、地面はピンク色の花びらの絨毯が出来上がっていた。
「…私……確かあのボタンを押して……そして眩しくて…
……Σっ!!…も、もし此処が本当にかぶき町なら!!」
琴音はとっさに体を起こすと、この世界が何なのかを確かめる為に場所を移動した。
此処がかぶき町であってほしいという願いを胸に抱き、琴音はただガムシャラに街の中心に向かって走った。
「ハァッ…ハァッ!」
お願い…!
どうか…どうか!!
此処がかぶき町でありますように!!
建物の裏路地を走り抜け、遠くにそびえ立つ建物を目印に走り進めて行くと、彼女の視線の先には江戸のシンボルであるターミナルが姿を表した。
息を切らし、琴音はそのターミナルを見上げると、自分が本当に銀魂の世界にトリップしてきたんだと実感出来た。
「ハァッ…ハァッ……タ、ターミナル」
まさか…
私…本当に
本当に……
「私…来れたんだ!
江戸に来れたんだ!!」
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