第79話 無口でも恋愛だってするんだぁああ!!
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「琴音さん、大盛りでお願いします!」
「あ、俺も!」
「うわっ!今日も美味そ〜!♪」
「は〜い!
沢山食べてくださいね♪」
12時になりお腹を好かせた隊士達がゾロゾロと食堂へとやってくると、辺りには生姜焼きの美味しそうな香りが充満し、彼等の食欲を増進させていた。
山「今日は生姜焼きなんですね?」
「あ、山崎さんお疲れ様です♪
今日は皆さん午前中稽古頑張っていたので、午後からも頑張れるようにと生姜焼きにしました!
山崎さんもご飯は大盛りにしますか?」
山「琴音さんの料理は本当に美味しいからね!
大盛りでお願い」
琴音は「有り難うございます♪」と笑顔でお礼を言うと、山崎のお盆に大盛りのご飯を装った。
彼女が食事を作るようになってからというものの、隊士達はその料理の美味しさに引かれ、彼等は毎日大盛りのご飯をペロリと平らげていた。
琴音も彼等が美味しそうに食べてくれるのがとても嬉しく、笑顔で隊士達の事を見つめていた。
”コトン”
「…ん?…あ、斉藤さん!
お疲れ様です」
終「…(コクン)」
一つのお盆が差出され、それに気づいた琴音は視線をあげると、そこには斉藤の姿があった。
「手の方は大丈夫ですか?
後でまた消毒をしなおしますので、時間が空いた時にでも声かけてくださいね」
終「…(コクン)/////」
彼女から大盛りのご飯とおかずを貰うと、その眩しいぐらいの笑顔が彼の鼓動を速め、斉藤は顔を真っ赤にすると琴音の事をボーッと見つめていた。
「?…斉藤さんどうか「おい、終どうかしたか?」
ボーッとしている斉藤に琴音が声をかけようとすると、後からやってきた近藤が声をかけてきた。
沖「終兄さんどうかしたんですかィ?
まさか土方コノヤローを殺すための良いアイディアが思い浮かんだんですかィ?」
土「それはテメェだろうが#」
沖「あれ土方さん知らなかったんですかィ?
土方暗殺計画は終兄さんのアイディアの元実行してたんですぜィ」
終「Σっ!!∪(ブンブン)」
沖田の発言に自分は「関係ない!!」と必死に訴える為に斉藤は首を左右に降った。
「総悟、トシさんは別にいいけど、斉藤さんを困らせちゃ駄目だよ。」
土「Σえっ!?
俺はいいのかよ!?∪」
「だって二人はコンビみたいなもんだから」
琴音はクスクスと笑いながら近藤、土方、沖田にも料理を渡すと、彼等は近くのテーブルに腰を下ろした。
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