第20話 性格の悪い女は絶対にあばずれだ!
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「うぇーーん!!ママァ!!」
「こんなところで泣いてどうしたの?
ママと逸れちゃったかな?」
「ヒクッ…うぅ…う、うん…ママが…ヒクッ…いない…の」
泣いている男の子に優しく声をかけそっと頭を撫でると、男の子は目から沢山の涙を流しつつも、ゆっくりと答えた。
「そっか、じゃあ迷子だね。
でも安心して!お姉ちゃんが一緒にママを捜してあげるから♪だから、もう泣かなくても大丈夫だよ!」
「ほ、ほんと?」
「うんvお姉ちゃんの名前は琴音!
ボクのお名前は?」
「ぼ、僕は…宗介(そうすけ)」
「宗介クンだね♪
よし!じゃあ宗介クンに元気が出るキャンディーをあげる」
琴音は常に持ち歩いているイチゴミルク味のキャンディーを宗介に渡すと、それを見て喜んだ彼の瞳から涙はいつの間にか消えて無くなっていた。
琴音は宗介の手を優しく握り、店内を歩きながらお母さんの事を探していると、背後から桔梗が声をかけてきた。
桔「あら貴方、十四郎さんを放ったらかしにして子どもとデートでもしてたのかしら?」
土「琴音このガキどうかしたのか?」
「トシさん、ごめんなさい。
実はこの子迷子になっちゃってて…だからお母さんを一緒に探しているの」
桔「大事な彼氏より迷子だなんて、あなた保母さんがお似合いね。
十四郎さん、琴音さんは迷子の面倒で忙しいみたいですし、私達は最上階のレストランで一緒に食事でもしましょうv」
桔梗は土方の腕を自分引くと、自分の胸に密着させる様にし後、勝ち誇った笑みを浮かべ琴音に視線をやった。
ったく∪
子どもの前でこの女は何を考えてるんだか∪
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