第17話 この手で壊そうか
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このままじゃ……このままじゃ銀ちゃんが!!
もう止めて…
……やめてよ
「…や…めて……止めて……やめてよぉぉぉ!!!」
高「銀時ぃぃ!!!」
銀「高杉ぃぃ!!!」
”ドォォオオン!!!”
再びお互いの武器が交わろうとしたその時、近くでとてつもなく大きな爆発音が響き渡った。
外では新八、神楽、真選組が河上万斉が一戦を交え、彼らの攻撃が船自体を破壊しつつあると、この船の沈没も間近だと感じた高杉は銀時の隙をついて、彼の脇腹に大きな一撃をくらわせた。
”ドゴンっ!!”
銀「ぐぁあ!」
「銀ちゃん!!」
高杉の一撃で銀時は吹っ飛ばされ、高杉は持っていた刀を鞘に収めた琴音の方に視線を向けた。
高「今回はとんだ邪魔が入った
…次は必ずモノにしてみせる」
「っ……!」
鋭い眼光で不適な笑みを浮かべた高杉は、爆発音か響き渡る船内へと消えていくと、部屋のすみに吹っ飛ばされた銀時の事が心配になり、はだけた服で胸元を隠し急いで銀時の元に駆けつけた。
「銀ちゃん!!…銀ちゃん!!」
銀「…っ…琴音…悪かったな…怖い思いさせて」
「ううん…銀ちゃんは悪くない!…私が…私のせいで」
銀時の姿を見て安心したのか、今まで我慢していた涙が一気に溢れ、大粒の涙が琴音の頬を濡らしていった。
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