第13話 お団子日和
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「確か銀ちゃんの行きつけのお団子屋さんって……あ、あったあった♪」
以前銀時と一緒に来たときに、自分の行きつけの甘味処ということで連れてきてもらった事があった。
その時は、町の事があまり知らず、琴音にとってみれば珍しいものばかりで、次に来る時までには覚えておこうと思っていた。
「こんにちは!お団子下さい♪」
「やぁ、いらっしゃい!……おや?お嬢さんは以前旦那と一緒に来ていた子だね?」
「覚えていてくださってたんですか!?」
「あぁ、忘れないよこんな美人さん
今日は一人なのかい?」
「はい、今日はお留守番だったのですが、来ちゃいました」
「ははは、そうかい♪
ゆっくりしていきな。今お団子とお茶を持て来るからね」
「オジさんありがとう!」
琴音は椅子に座りお団子が来るのを待っていると、あまりの天気のよさに、時間が過ぎていくのもいつもよりゆっくりと感じた。
「ん?琴音じゃねぇか」
「え?」
突然声をかけられ横に視線をうつすと、そこにはいつものように真選組の隊服を着こなしている土方の姿があった。
「あ、土方さん!こんにちは♪」
土「よぉ、屯所依以来だな。今日は一人なのか?」
土方は琴音の隣に座ると、店のオジさんに団子を一皿注文した。
「うん、銀ちゃん達は今日は仕事が入っているから」
土「琴音は一緒に行かなかったのか?」
「…行きたかったけど…私が行くと邪魔になっちゃうから
…っあ、ほら!私はここに来たばかりだからね!
銀ちゃん達の足手まといになっちゃうだけだから」
土方に問いかけられた事に少しだけ表情を曇らせたが、土方に気を使わせちゃ行けないと思った琴音は、苦笑いを浮かべつつ明るく振る舞った。
「はい、お団子二皿お待ち!」
「うわ~!美味しそう♪
いただきま……」
琴音は美味しそうなお団子を一口食べようとしたそのとき、その隣で土方は何処からかマヨネーズを取り出すと、さも当たり前かのようにお団子にかけだした。
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