第10話 譲れない気持ちがそこにある!!
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「私…土方さんの様子を見てこなきゃ!」
琴音は急いで立ち上がり沖田の部屋を後にした。
私…バカだ…
この世界に来て…浮かれてて……
しかも人気の人たちに告白されて…嬉しくないわけがない
でも…でも……
私はこの世界の人間じゃない
それを知ったらどう思う?
拒絶する?
銀ちゃん達は信じてくれた…家族だと言ってくれた。
でも、皆が皆そう言うワケじゃない…
”コンコン”
土「誰だ?」
「琴音だけど…入ってもいい?」
土「あぁ」
琴音は土方の部屋に入ってくると、そこには沖田同様に布団から身体を起こしている土方の姿があった。
琴音は土方に気を使わせないように、いつものように彼の容態を確かめにきた。
「気分はどう?」
土「あぁ、前に比べたら体調も良くなったな」
「じゃあ土方さんも明日からは動けそうだね♪」
土「近藤さんや総悟はどうだ?」
「うん、2人とも元気になってきたから今日は安静にして、明日から復帰すると思うよ」
土「そうか、いい加減もどらねぇと身体も鈍っちまうからな」
「じゃあ、明日からまた励まないとね…………」
土「………」
「………(き、…気まずい∪……何だか気まずい∪)」
話しが途切れ、琴音と土方はお互い話す事なく、沈黙だけが2人を包み込むと、琴音は何か話題を作らなければと、頭の中で必死に考えていた。
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