第8話 人の話しは最後まで聞け
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「土方さんはここのものを勝手に使っていいって言ってたから、遠慮なく使わせてもらうとして……ここの隊士はどのくらいの人たちが寝込んでいるんだろう?」
う~ん…仕事ができないぐらいだから10人以上だよね?
確か学校も生徒の半分以上が休んだら学級閉鎖になるから、20人とか?
琴音は料理の材料を出しながら色々考えていると、1人の男性が食堂の中へと入ってきた。
「あれ?君見ない顔だね?」
「え?(あ、この人!)…あ、初めまして!
私今日からバイトをさせて頂く市原琴音と申します。」
山「あぁ、もしかして沖田隊長が言ってた人?
僕は山崎退!宜しくね♪」
(あ~確かそんな名前だったなぁ)
山「…あ、あれ?
今なんか言った?∪」
「え?∪
い、いや!何も言ってないですよ!∪」
ここの人たちは人の心が読めるのか!?∪
気をつけないと!∪
「ところで山崎さん、ここで寝込んでいる人たちはどのくらいいらっしゃるんですか?
土方さんから近藤さんに食事を頼まれたんですが、他の方達も食べてないかなって思って…。」
山「確か30人ぐらいだったはずだけど」
「ありがとうございます!
山崎さんの分も作っておきますので、もし良かったら時間のあるときにでも食べてくださいね」
山「あ、ありがとう!//////」
それから暫くして琴音は手際良く人数分の料理を作って行くと、別に近藤さんの分を用意した。
料理も込み入ったものではなかったので、30人分の料理を作るのにそこまで時間がかかる事なく、準備ができた頃にはタイミング良く土方が厨房に現れた。
土「よぉ、出来たか?」
「うん♪
今出来たところだよ
他の寝込んでいる人たちの分も作ったから、後で皆さんの部屋に運んでくるね」
土「そっか、サンキューな」
ニコッと笑う琴音に、土方も薄ら優しい笑みを浮かべると、ポケットに突っ込んでいた手を彼女の頭に乗せ優しく撫でた。
「…土方さん?」
土「っ…!あ、…悪ぃ////…行くぞ!//////」
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