第60話 ありがとう、さようなら…大好きだよ
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『お帰りの時間です』
【01:30:47】
【01:30:46】
【01:30:45】
「ただいま!!」
残り1時間半前になって琴音は万事屋に帰って来ると、息を切らして部屋へと入ってきた。
”バンッ!”
「…銀ちゃん!!
……っ!」
銀時が帰ってきていると思った琴音は、期待に胸を膨らませていたが、彼女が室内に入るとそこに銀時の姿はおろか新八、神楽の姿も無かった。
「…銀…ちゃ…ん」
まだ帰ってきてないんだ
……そうだよね……こんな我が侭な私の顔なんて
…見たいって思わないよね。
【俺は認めねぇからな!!】
【この世界からいなくならねぇって言ったのも琴音じゃねぇか!!
約束破るのかよ!!!】
【……だが今の俺じゃ…どうしていいのわからねぇ…。】
シンっと静まり返った部屋で、琴音は彼等の言葉を思い出していた。
…銀ちゃん達なら分かってくれるかと思ってた。
でも……それが逆に皆を怒らせちゃった…。
私は…最低だ。
「…っ…ごめんね……ごめんね皆…っ…ぅう…銀ちゃん…ごめんね…ヒクッ」
銀「……俺も…悪かった」
”ギュ!”
「っ…!!……ぎ、…銀…ちゃん」
琴音は瞳からポロポロと涙を流していると、いきなり背後からギュッと抱きしめられた。
そして温もりが伝わってきたと同時に、彼女の耳元から銀時の声が聞こえてきた。
銀「悪かった……琴音の気持ちも知らないで…
……最後まで琴音の泣き顔は見たくねぇわ。
だからちゃんと笑顔でさよならを言わせてくれ」
「っ…うぅ…銀ちゃん!」
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