第59話 退職届
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『お帰りの時間です』
【23:59:55】
【23:59:54】
【23:59:53】
銀「おいおい
いつまでこんなの見せる気だ?
つーかいつになったら始まんだよ」
「……始まってるよ」
銀「んぁ?」
「……始まっているの…もう」
「何処がだよ」といいながら銀時は琴音の顔を見ると、そこには涙を流している彼女の姿があった。
神「琴音どうしたアルか!?
気分でも悪いアルか!?」
新「銀さん!また何かしたんですか!?」
銀「ばかっ!俺は何も…「ううん、違うの」
「「「…?」」」
「私……ここの生活に馴染んでいた。
だから今日まで気付かなかった」
銀「…どういう事だ?」
「…終わりが来たんだよこの生活に
……いや……この世界に」
「「「っ!?」」」
「このカウントダウンは私が元の世界に帰る為のもの
24時間後には……いなくなっちゃう」
琴音の瞳から涙が止めどなく流れ、その事を聞いた銀時達は驚きの表情を浮かべた。
新「な、何言ってるんですか!
そんなの分かんないじゃないですか!
それにもしかしたらこれは…」
「分かるんだ……昨日からとてつも無い不安感があったの。
ずっと此処にいたいって思ってた。
でも私はこの世界に存在しない人間……始まりがあれば終わりだって来る。
永遠にだなんて私には無かったんだよ」
銀「この世界の人間じゃ無かったら何だって言うんだよ!!
だったらこんなもん消しちまえばいいじゃねぇか!!」
銀時はリモコンの停止ボタンを押した。
しかしどんなに押してもカウントダウンは止まる事は無く、進んでいくばかりだった。
銀「クソっ!!」
ボタンを押しても駄目だと思った銀時はテレビの電源を引き抜いた。
しかし一瞬画面は切れたが、再び先ほどのカウントダウンが表示された。
銀「っ…んだよ!!
なんで止まんねぇんだ!!」
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