第57話 海にきたらブリーフじゃなく海パンを履け!!
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沖「こんな所で土左衛門ごっこでもしてるんですかィ?」
「え?…あ、総悟
ボート持ってきてたの?」
海に浮かんで考え事をしていると、頭上から声が聞こえてき、琴音は体を起こすと、そこにはゴムボートに乗った沖田の姿があった。
沖「海といやぁボートですからねィ
乗りやすかィ?」
「うん♪」
沖田が乗っていたボートに琴音も乗せてもらい、今度は二人してボートの上でユラユラと上空を見上げていた。
波に浮いているのと違って、まるでゆりかごの用にして動く波が心地よかった。
「今日は海に来れてよかったね」
沖「仕事じゃなけりゃまだ良かったんですがねィ」
「それはお互い様だね♪
そういや将ちゃんの護衛は良かったの?」
沖「あぁ、それは近藤さん達がやってるから問題ねぇでさァ
今は琴音と二人っきり……
今だけは誰にも邪魔されたくねぇ」
「……え?」
沖田は体を起こすと琴音に覆い被さる様にして、彼女を見下ろした。
先ほどまでは空と太陽と雲が見えていたが、今ではそこに沖田の顔もうつっていた。
「総…悟…?」
沖「少し黙っててくだせェ」
「…え?…ンっ…んぅ」
沖田の顔が徐々に近づいてき、彼の声が聞こえてきたと思った次の瞬間、琴音は彼と唇が重なっていた。
亜麻色の髪が彼女の視界いっぱいに広がり、唇には暖かく柔らかい感触が伝わってきた。
”チュ…クチュ”
沖「……琴音……なんでだろうな
琴音に会う度に…琴音に触れる度に……俺はどうしようもなく好きになっていく。
どうしようもなく想いが膨らんでいく
このままずっと…俺の側にいてほしいって思っちまう」
「……総…悟/////」
沖「俺…琴音がいなくなっちまったら…」
”ゴスッ”
琴音は沖田の頭に向かってチョップをした。
沖「いてぇ」
「そんな顔しないでよ
私はどこにも行かない。銀ちゃんやトシさん、総悟…皆がいるこの大好きな世界からいなくなったりしないよ
この世界は…私を受け入れてくれた世界だから
だから勝手にいなくなった時の想像なんてしないで!」
沖「…琴音」
ニコッと笑って彼を安心させて琴音は「皆の所に戻ろう」と行って体を起こした。
楽しい日々が続く
これからも彼等と毎日笑顔で過ごせると………。
しかし彼女はまだ知らない
別れは突然に起こるという事を
END