「…ご、ごめんなさい」



銀「急にどうした？」



「なんでも「無いわけねぇだろ？」



「っ…」



銀「そんなに涙流して何でも無い事ねぇよな？
大丈夫、ちゃんと話し聞くから何があったか教えてくれねぇか？

俺…何かしたか？」



「っ……ちっ…違うの！
ぅ……私が…一方的にさっちゃんに嫉妬…ぅ…ヒクッ…して…。


銀ちゃんが…ちゃんと私の事を…思っていてくれてるのは…ヒクッ…分かってるの……ヒクッ…で、でも！それでも！銀ちゃんは私の大好きな人だから…ヒクッ……さっちゃんと…一緒にいる姿…ヒクッ……見たくなくて！

でも、私はさっちゃんとも…ヒクッ…仲良くしたいって…思ってるけど……ぅう……どっちが本当の…気持ちかも…ヒクッ…分からなくなっちゃったの！」




銀「そっか…俺の為に嫉妬してくれてたのか」



「私…かっこ悪い…ヒクッ…よね」



銀「んなわけねーだろ！
俺は嬉しいぜ

…それに俺だっていつも嫉妬している」



「銀…ちゃん…が？」



銀「琴音の周りには、琴音の事を好きな奴らが沢山いる……俺だってちゃんと分かっちゃいるが琴音が誰かに取られねーか不安だし、誰にも触れさせたくないって思っている


余裕が無いのは俺だって同じだ」




「銀ちゃんも…嫉妬してたんだね/////」




銀「ま、そう言う事だ！
だからお互い様だな。

それとあのストーカー女に嫉妬するだけ無駄だぞ」




「何で？」




銀「俺は別にアイツを女だとは思ってねーし、興味ねぇからだ


俺が興味あるのは琴音ただ一人だからな」





「っ/////…銀ちゃん…ありがとう/////」





銀時の優しい言葉で琴音の涙はいつの間には消えていた。
そして、銀時はその大きな手で彼女の手をギュッと握ると、二人で万事屋に帰って行った。














END