第55話 心配性な野郎程女々しい奴が多いんだ!!
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土方達と別れ、琴音は掃除に取りかかっていると、隊士達に逢う度に彼女の顔を見て驚きの顔をしたり、心配してくる人たちが多かった。
「琴音さん本当に大丈夫なんですか!?」
「その顔一体どうしたんですか!?」
「これはちょとドジをしちゃって
でも大した事無いんで大丈夫ですよ♪」
隊士の人たちは彼女の事をとても気にかけ、ゴミを出そうと裏に行く時も、食器を棚から取ろうとした時も、掃除道具を仕舞う時も誰かが必ず彼女の手伝いをしていた。
「他に何かする事があったら遠慮なく言うんだよ?」
「有り難うございます!」
「怪我してるときは無理せずに俺たちに甘えて良いんだからねv」
「はいv
またお言葉に甘えちゃいますね!」
「どうせ俺たち普段暇なんだから、琴音ちゃんの手伝いなら喜んでしちゃうよv」
「そうだな♪
仕事しているより琴音ちゃんの手伝いをしている方が全然良いしな♪」
食堂では皆持ち場には戻らず隊士達が何人かで話しをしていた。
琴音も自分の事を心配してくれている隊士達に笑顔で接していると、彼等の背後にはドス黒いオーラを纏った土方の姿があり、それに気付いた琴音は冷や汗をかいた。
「あ、あの皆さん∪
そ、そろそろお仕事に戻った方がいいんじゃないですか?∪」
「大丈夫、大丈夫!
どーせ今は隊長達は会議でいないんだから」
「で、でも街の巡回とかがあるんじゃ?∪」
「今すぐ行く必要なんて無いよ♪
それに今は琴音ちゃんと話してた方が楽しいしv」
土「ほォ~……テメェ等良い度胸してんじゃねーか」
「「「「Σっ!!!」」」」
土方の声に気付いた隊士達は肩をビクッと振るわせ、全身から大量の冷や汗を流していると、後ろを振り向けば確実に殺されると察知した隊士達は顔面蒼白で硬直していた。
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