第54話 好きな人ほど側にいてほしいものだ NO,3
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土「歯ぁ食いしばれぇえ!!」
「っ!!ダメ!!」
”バキィイ!!”
「「「Σっ!!?」」」
殴られると思った時だった。
土方さんの拳が俺に向かって飛んでくると思っていたが、当たる直前に琴音が俺の前に割って入ってきた。
そして鈍い音とともに、琴音の小さい体も飛ばされた。
「「「Σ琴音!!」」」
銀「おい琴音大丈夫か!!?
おいテメェ!!何やってんだよ!!!」
土「俺が知るか!!
急に入ってきて止められるわけねーだろ!!
おい!大丈夫か!!?」
沖「琴音何やってんでィ!!?」
琴音の体は旦那に支えられ、顔を見ると口元から血を流し頬も赤くなっていた。
「……っ……トシさん」
土「琴音すまねぇ!!
口の中切ってるみてぇだし今はしゃべるな!」
「総悟のこと怒らないであげて」
土「…?」
「私の所為なの…総悟の気持ちに気づいて上げられなかった。
寂しい思いをさせて、不安な気持ちにさせてしまっていたの…。
トシさんなら分かるでしょ?
この前資料室で私に言ったこと」
土「…っ……あぁ」
【俺だけを見てくれねぇか?】
「総悟も…同じ気持ちだった。
…表面じゃ出さなくても、自分の中でためておく事がどれだけ辛かったか…。
今日総悟の気持ちを知れて、私は良かったと思ってる。
総悟だけじゃないよ。
トシさんの事だってそうだよ。」
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