第54話 好きな人ほど側にいてほしいものだ NO,3
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再び土方さん達に見つかり、俺は琴音の手を掴んで走り出した。
狭い路地に入り右へ行ったり左へ行ったりして何とか撒く事は出来た、しかし遠くの方ではまだサイレンの音が響き、見つかるのも時間の問題だと思ってた。
別に悪い事してる訳じゃねぇのに逃げるなんて…。
まるで指名手配犯になったようだった。
沖「…すまねぇ……こんな事に巻き込んじまって」
「総悟が謝る事はないよ」
沖「…でも」
「今日はサボりに来ているんだから、謝る事なんてないでしょ?
それに鬼ごっこしているみたいでドキドキするしね♪
夜景だって見せてくれるんでしょ?
私楽しみにしてるんだからv」
琴音は笑って手を差し伸べてくれた。
勝手に琴音の事を連れ出したのも、
こうやって迷惑をかけちまってるのも俺なのに
それでも琴音は笑って俺に付き合ってくれていた。
「次は何処に連れて行ってくれるの?」
沖「次は俺がよく昼寝をしている場所に行きやしょう」
「クスっ、昼寝っていうか、もう大分夕方になっているけどね」
沖「俺のサボりに昼も夕方も関係ねぇでさァ
それに外で寝るのは最高に気持ちいいですぜィ
それにどんなに嫌な事があっても忘れさせてくれる」
「そっか…じゃあ私も昼寝してみよっかなv」
沖「琴音も嫌な事があるんですかィ?」
「…嫌な事ねぇ…。
嫌な事は自分のいた世界に全て置いてきたわ。
こっちに世界に嫌な事なんてない。
むしろ毎日が幸せだよv
こうやって総悟と過ごしている今もね」
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