第53話 好きな人ほど側にいてほしいものだ NO,2
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空を見上げれば雲がゆっくりと風に流され、俺たちの頭上を通過して行くのが分かった。
この雲の様に、今の時間もゆっくり流れてくりゃいいのに…。
そんな事思っていると店主の声とともに、いつも頼んでいるみたらし団子が来た。
「沖田さん、今日は偉いべっぴんさんと一緒なんだね!
もしかして彼女かい?♪」
そんな質問、今の俺にはとても辛い言葉だった。
何度そうだったら良いのにって思っていた…
でも現実は違う…嘘でも良いから「俺の女だ」って言いたかったが、俺の口は否定をしようとしていた。
沖「…そんなんじゃ「はい♪総悟の彼女の琴音といいますv」
沖「Σっ!?」
しかし俺の言葉を割って話してきた琴音の言葉に俺は驚いた。
「そうかい、そうかい!
沖田さんも隅に置けないねぇ♪
ま、ゆっくりしていってよ!」
店主は豪快に笑いながら再び店内へと戻って行った。
沖「…琴音…今のって////」
「ん?何がぁ?
ていうか速く食べないと私が食べちゃうよ?」
琴音は美味しそうに団子を食べながら「?」っという顔をしていた。
…えっと…これって……こういう事だと思って良いんだよな?∪/////
琴音が彼女だって事が嫌な訳じゃねぇ
寧ろ嘘でも俺はスゲー嬉しかった。
それでも琴音は何も聞かねぇし、何も言ってこなかった。
ただ美味そうに団子を食べているだけ。
口の隅っちょにみたらしのタレを付けて…。
俺よりもいくつか年上なのに、今の姿は俺よりも下に見える。
何と言うか…守ってあげたくなるというか////
あぁ…普段旦那も琴音といる時はこんな感じなんだろーなぁ
「ん?総悟?」
沖「あ、いや。
なんでもありやせん。
つーか口の周りにタレついてやすぜィ」
「Σえっ!?うそ!?/////」
本当…年上にはみえねーや
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