第53話 好きな人ほど側にいてほしいものだ NO,2
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「ねぇ総悟。
この際だから総悟のサボりスポット私にも教えてよ」
沖「…え」
「私もなんだか仕事サボりたくなっちゃったv
まぁ他の人たちには申し訳ないけど、一日ぐらいこうやって総悟と一緒にサボってみるのも面白そうだしね♪」
琴音は屈託のない笑顔を俺に向けてきた。
俺は琴音がそんな事を言ってくると思ってもいなかった上に、彼女と一緒の時間を過ごす事が出来る喜びから、俺は口から言葉を出す事が出来なかった。
「あ…もしかしてそれは迷惑だった?∪」
沖「そ、そんな事はねぇでさァ!
…俺のお気に入りの店や昼寝の場所、景色のきれいな丘に、当たりがよく出る駄菓子屋、それと…それと!」
ずっと琴音と一緒に行けたらと思っていた場所は次々と出てきた。
ガキじゃあるまいし何をそんなにはしゃいでんだかって思われるかもしれねェ。
…でも
「クスっ…わかったわかった!
じゃあ今日は全部行こうよv
時間はたーっくさんあるし、いろんな場所を教えて!」
…でも琴音は笑って言ってくれた/////
何で俺が琴音に対してあんな事言ったかなんて、聞いてくる事はしなかった。
でもそれは彼女なりの優しさでもあるんだと、俺は知っていたんだ。
そして土方さん達がこの場所を嗅ぎ付ける前に、今度は俺が琴音の手を引いて最初のサボりスポットへとむかった。
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「ここは?」
沖「此処は俺がよく来る団子屋でさァ
さっきは注文している時に土方さん達に邪魔されちまって食えやせんでしたからねィ」
いつも行く団子屋はさっきの一件だけじゃない。
俺はサボる度に次から次へと新しい店を作っているから、お気に入りの店はいくつもあった。
「他にも色々あるが、それは他の日にまた教えまさァ」
「そうだね♪
次の楽しみにも取っておかないとね!」
俺は店主に団子を二人分頼んだ。
こんな晴れた日は外で食う団子は最高でさァ
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