第52話 好きな人ほど側にいてほしいものだ NO,1
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「あ、総悟!
またサボリスポット探しているの?♪」
土「…んぁ?」
沖「…ぇ」
俺に気づいた琴音は洗濯物を抱えて笑ってきた。
太陽に光に浴びた深黒の髪は、風が吹くのと同時にサラサラとなびき、俺はそのとき何故か言葉が出てこなかった。
多分…琴音のその姿に見とれちまってたんだろう。
土「てめぇ総悟
堂々とサボりたぁ良い度胸じゃねーか。
士道不覚悟で切腹だコラァ」
”……イラ#”
いつもならこんなこと言われても何とも思わねぇのに、何故か今回は土方さんの言葉にとてもイラッとした。
勝ったつもりか?
琴音の側にいられて俺に勝ったつもりか?
沖「俺が何処で何をしようと土方さんには関係ねぇでさァ」
土「…ぁあん?#
ンだと総悟…もういっぺん言ってみろ#」
沖「…死ね土方コノヤロー」
”コロン”
土「…え?」
「キャッ!」
”ドカァアアアアアアン!!!”
俺はいつも土方を殺る時様に持っていた手榴弾を、アイツの足元に転がすと、それと同時に近くにいた琴音を抱きかかえてその場から離れた。
まぁ、今の爆発音で誰かしらこっちに来るだろう。
土方さんもあのくらいじゃくたばらねぇだろうし。
そして俺は琴音のことを抱きかかえたまま屯所を後にした。
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