第52話 好きな人ほど側にいてほしいものだ NO,1
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今日もまた一日が始まる…
俺はあくびをしながら今日サボれそうな所を探しながら屯所の中をうろついていると、視線の先には琴音が洗濯物を竿に干している姿が眼に飛び込んできた。
そういや…ここ最近琴音と二人っきりで話したことなかったなぁ
大体近藤さんや土方さんがいたりするから…
ってことは今がチャンスだったりして。
あ、そしたらサボりながら琴音と話しも出来るな。
一石二鳥と思いつつ、俺は外にいる琴音の方に向かって歩みを進めた。
一歩、また一歩と俺の足は確実に目的の場所へと向かい、彼女の名前を呼ぼうとしたそのときだった。
沖「こ…「琴音、手伝う」
「あ、トシさん!ありがとう」
沖「…っ」
琴音のことを呼ぼうとしたが、土方コノヤローの声にかき消され、俺の声は琴音に届くことは無かった。
土方さん…あんな顔するんだ?
あんたがそんな優しい顔を琴音にしているなんて…。
本当に…好きなんですねィ……琴音の事が
土「ほら、ただでさえ小せぇんだから、俺が竿にかけてやるよ」
「ム〜∪…小さいは余計だから!」
土「ククッ…そんなに膨れっ面をすると顔が伸びちまうぞ?」
「あはは!それは困るかも!」
沖(……ズキッ!)
俺は琴音の笑顔は好きでさァ
……でも…俺意外の奴に向けられた笑顔は好きにはなれねぇ
好きになれない変わりに、俺の心は針で刺された様にズキィッと痛む…。
…現に…今も…。
…なぁ琴音…
アンタの視界の中に、俺という存在はうつりこんでいるかい?
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