第51話 社員旅行は必ず温泉だと決まっている!!NO2
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沖「琴音もこっちで俺と一緒に飲みやしょう」
「え?」
土方と話しをしていると、お酒の瓶を持った沖田が琴音の隣にやってきてコップに注いだ。
しかし、琴音は以前真選組での宴会で酔っぱらい、土方と一夜を明かした事を思い出すと一気に顔を赤くし、お酒を拒んだ。
「い、いや////…お酒は今回止めておくよ/////」
沖「何ででィ
今日は折角の旅行の夜なんですぜィ。
ここは場の空気をくずさねぇ方がいいと思いやすが?」
「…ぅ∪……で、でも/////」
沖「クスっ…この前の事気にしてるんですかィ?
…だったら…今度は俺が最後まで面倒みてやりますぜィ」
「Σっ!!/////
わ、私夜風にあって来る!!/////」
沖田は琴音の耳元で囁くと、先ほど以上に顔を赤くした琴音は席をたって宴会場を後にした。
沖「…ありゃりゃ…ちっと虐めすぎやしたかねィ」
***********
宴会場を抜け出した琴音は、少しばかり火照った体を冷ます為に中庭に来ていた。
中庭には横長の三人程座れるタイプのベンチがあり、和風の庭は夜になるとライトアップされ、昼間とはまた違った美しさがあった。
琴音は備え付けのベンチに座っていると、時折吹く風が彼女の髪をサラサラとなびかせ、空を見上げれば満天の星が一面に光り輝いていた。
「…綺麗……」
こうやって空を眺めたのはどれくらい振りなんだろう。
むこうの世界でも空を眺めても見えるのは、人間が作り出したネオンだけ…。
星が見たくてもその光が邪魔をして、今みたいにはっきりとは見えなかった。
「この空は……私のいた世界とも繋がっているのかな?」
ぽつりと呟いた時だった。
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