第45話 仕事をするからには気を引き締めて取りかかれ!
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近「完全に辞めるというわけではないんだ。
女中のトメさんはそれなりにご老体だから、朝から晩まではもう辛いみたいでな。
それで9時~6時までの9時間を琴音ちゃんに頼みたいんだ。
どうだい琴音ちゃん?女中の仕事を引き受けてくれないかい?」
以前の彼女の屯所での働きは近藤や土方だけではなく、真選組全員が彼女の働きをとても良く評価しおり、今回の女中に関しては全員が琴音にしてほしいと思っていた。
琴音自身、彼等の申し出はとても嬉しく、やってみたいという気持ちはあったのだが、肝心の銀時がそれを許してくれないだろうと思いチラッと彼を見た。
「……銀ちゃん…私」
銀「…ダメだ…って言いたいところだが、俺がそんな事言っても、琴音はやりてーんだろ?」
「…うん」
銀時は不安気な表情で見て来る琴音を見て小さく微笑むと、その大きな手で彼女の頭に手を乗せた。
「…銀ちゃん?」
銀「じゃあ俺は止めねぇよ。
琴音がやりたいと思うなら、頑張ってこいよ」
まさかの銀時の言葉に琴音は一瞬動きが止まり、目を丸くさせてポカーンとしていた。
銀「ん?…おーい琴音ちゃーん?」
「Σハッ!…ほ、本当に良いの?」
銀「んだよ、ダメだって言ってほしかったのか?」
「ううん!!ありがとう銀ちゃん!!v
私頑張るから!!」
琴音は嬉しさのあまり銀時に抱きついた。
「近藤さん、トシさん、女中の仕事やらせてください!
私一生懸命頑張りますからv」
琴音は目をキラキラさせながら近藤達に言うと、それを見て彼等にも笑みがこぼれた。
近「そう言ってもらえるとこっちとしても助かるよ」
土「早速で悪ぃが、今から屯所に来る事は出来るか?
ある程度の仕事内容を説明しておこうと思ってな。
本来なら明日から来てもらおうと思ってたんだが、明日は別件で俺たちは出なくちゃならねーんだ」
「うん、分かった!」
この日の予定は特になかった琴音は、彼等と一緒に屯所へと向かった。
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