第44話 ガキの頃は父ちゃんにも甘えちゃえ
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その頃神楽は屯所から出て来た後、一人淋しく川原の土手の所で静かに流れていく川の流れを見ながら考え込んでいた。
どれぐらい時間が立っただろうか。
空にはいつの間には月が顔を覗かせており、満天の星空が暗い闇を明るく照らし出していた。
(神楽オメーまだこんなままごとやってたのかよ)
神「……マミー」
(こんなバカバカしい事やってられっか!)
神「……っ」
神楽の瞳からは一つ、また一つと涙があふれ出てくると、どんなに止めようとしても止まる事を知らず、ポタポタと地面に落ちて行った。
神「……マ…ミィ……っ……ヒクッ」
「神楽ちゃん!!!」
神「…っ……」
突然自分の名前を呼ばれた神楽は、一瞬驚いて後ろを振り向くと、そこには息を切らして立っている琴音の姿があった。
神「…琴音……」
「ハァ…ハァッ……か、神楽……ちゃん…ハァッ…∪」
琴音は神楽を見つけると、すぐに彼女の元に駆けつけた。
そして次の瞬間…
”ギュッ!”
神「……っ!!」
「良かった無事で……とても心配したんだから!!」
神楽がいなくなってから今までずっと自分の事を探してくれてたのか、琴音の額には薄らと汗が滲み出ており息も大分上がっていた。
そして、神楽をみつけた琴音は怒る事をせず、真っ先に彼女を抱きしめた。
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