第35話 帰って来れる場所があるだけ幸せだ。
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万事屋に1人戻ってきた琴音は、普段神楽が使っている押し入れを開けると、彼女を寝かせる為にお布団を敷き出した。
「神楽ちゃんって、よく押し入れで寝れるなぁ。
まるでドラ○もんみたい」
銀「ドラ○もんはあんなに大食いじゃねーし、凶暴でもねーよ」
「あ、銀ちゃん。
もしかして起こしちゃった?」
自分の背後から声が聞こえてきたので、後ろを振り向くとそこには一階で寝ていたはずの銀時が琴音の後ろに立っていた。
銀「いや、たまたまションベンで起きちまっただけだ」
「そうだったんだ。
あ、銀ちゃん後で神楽ちゃんを…」
”ギュ”
「後で神楽を連れてきて」と言おうとしたとき、琴音の体は銀時の大きな腕の中にスッポリと包み込まれた。
「銀ちゃん?/////…ど、どうしたの?」
銀「…ずっと…こうしたいって思ってた。
抱きしめたくて…触れたくて……ずっと琴音に触れたかった。」
「私も…私も銀ちゃんを抱きしめたかった
……でも……でも私は」
【俺で満たしてやる…俺という存在を忘れなくしてやるよ】
「……私の…体は」
【もっとだ…もっと感じろ】
銀「汚れてるって思うなら…俺が綺麗にしてやる」
「っ……!」
銀「俺が琴音の全てを綺麗にしてやる…。
だからこれ以上何も考えんな。
…俺はいつだって琴音の味方だ…。
いつだって側にいる。
……俺が、全てを忘れさせてやっから、もう自分で自分を否定しないでくれ。
じゃないと、琴音にマジ惚れしている銀さんのことまで否定する事になるんだぞ?」
「…ごめん……銀ちゃんごめんね
……大好き。
これからも…ずっと」
だからお願い
こんな私でも…
手放したりしないで。
END