第34話 お見舞いにはメロンが鉄板です!
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AM 11 : 00
”コンコン”
「はーい!」
登「邪魔するよ。具合はどうだい?」
「あ、お登勢さん♪お見舞いに来てくれたんですか?」
次に琴音の病室に現れたのはお登勢だった。
母親の様に自分の事を心配してくれる彼女に対して、琴音自信も、こっちの世界では母親の様に慕っていた。
登「銀時から意識が戻ったって聞いてね。
琴音がいなきゃ、まるで蝋燭の火が消えたんじゃないかって思うぐらい淋しいもんだよ」
「今回は心配かけてごめんなさい。
でも、今週末には退院出来るかもしれないから、その時はお登勢さんが作ったお萩食べさせてくださいね♪」
登「私が持て来た事知ってたのかい?」
「銀さんから聞いたんです。
私が私の意識が戻ってないときにお登勢さんが持ってきてくれたって。
銀ちゃんが1人で食べてしまったみたいですけど」
登「クスっ…じゃあ今度は琴音の為だけに作ってやるよ」
「楽しみにしてますねv」
お登勢は琴音の隣に座ると、自分が持ってきたお見舞いを彼女に渡すと何やらズッシリと重みのある箱を渡された。
登「お見舞いと言えばやっぱりメロンだろ。
暫くまともに食べられてないんだから、せめて果物でも食べて元気におなり」
「ありがとうございます」
わーい♪
メロン今日で2個目だぁ~!
登「琴音」
「何ですか?」
登「これからはあまり心配させないでおくれよ。
こっちとしても心臓に悪いからね」
「ごめんなさい∪」
登「怒ってるわけじゃないんだよ。
アンタは私に取ってみれば、娘同然なんでね。
その可愛い娘のあんな姿を見るのは、私としても気が気じゃないんだよ」
「心配してくれる人がいるってのは幸せな事ですね。
でも、もう皆を心配させるような事はしませんから……多分」
登「フッ…ま、期待はしないけどね。
じゃあ、私は帰るよ。
早く元気になるんだよ」
お登勢は最後に優しく微笑むと、静かに部屋から出て行った。
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