第33話 ただいま、おかえり
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銀「…守ってあげられなくて悪かった
……オメェの叫びに気づいてあげられなくて悪かった
……助けてあげられなくて…悪かった…
……約束守る事が出来なるて…悪かっ「謝らない…で」
銀「……っ…」
謝っても謝りきれない気持ちを抱えつつも、銀時は琴音に謝った。
しかし、そんな彼の言葉を遮る様に自分の言葉を被せてきた。
「銀ちゃんはちゃんと…助けにきて…くれたじゃない。
私は…それだけで嬉しかった…。
…桂さんが…教えてくれたの……『力は強さじゃない…弱さは罪じゃない…己がいかに弱いか知ることが出来てこそ強くなれる』って…。
銀ちゃんは…自分の弱さを理解しているから強いんだって……それは…私もそう思う。
高杉さんは銀ちゃんに何一つ守れてないって言ったけど……私は守ってもらった。
守ってもらってるからこそ……私も…銀ちゃんを守りたかった。
銀ちゃんが……大好きだから」
銀時は琴音の肩からゆっくり頭を上げると、彼の顔を見て彼女は優しく微笑んだ。
久しぶりに見る銀時の顔は、いつもと変わらず死んだ魚の様な目をしており、彼も琴音と同じ様に優しく微笑んだ。
銀「俺…やっぱ琴音がいねぇとダメだ…。
琴音の意識が戻るまで気が気じゃなかった…生きた心地がしねぇ……だから……さっさと元気になって……皆で……万事屋に………帰ろう…ぜ……」
”ドサッ”
「銀ちゃん?」
銀「………Zzz」
銀ちゃん…ろくに寝てなかったんだね?
ごめんね…心配かけて
ごめんね…待たせてしまって
ごめんね…泣かせてしまって
ありがとう銀ちゃん
ただいま
END