第33話 ただいま、おかえり
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新「銀さん…止まない雨なんか無いんですよ」
神「そうネ!
晴れはすぐそこまで来てるかもしれないアル!!
だからいつもの様に元気出すヨロシ!」
近「万事屋、そんな顔で琴音ちゃんに会う気か?
いつ目を覚ましても良い様に、胸を張っていつものお前でいてやれ」
まさかコイツ等に励まされるなんて
俺ってどんだけ情けねーんだよ
俺は小さく笑みを浮かべて、琴音の側に歩み寄った。
未だ意識の無い彼女の手にそっと触れ、手の甲に小さく唇を落とすと、微かに琴音の指が動くのを俺は確認した。
銀「……琴音?」
「…………っ………ぎ…ん……ちゃん」
銀「……Σっ!!」
「「「「「「……Σっ!!」」」」」」
夢かと思った…
夢じゃないかと思った……。
しかし、さっきまで眠っていた琴音の口から、微かに自分の名前を言われたのを聞いて…ちゃんと自分の事を見てくれた事を知って…。
俺はたまらず琴音を抱きしめた。
抱きしめた腕の先に伝わってきた温もりは、まぎれも無く彼女から伝わってくるもので、俺は一瞬夢なんじゃないかと思う程だった。
この手を離してしまったら消えてしまうんじゃないかと思った反面、とてつもない安堵感に包まれた。
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