第32話 お前のいない世界を想像する事なんか出来ない!!
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銀「…俺はあの頃から何も守れちゃいねぇ
…守る事さえ出来ねぇ!!
琴音がどれだけ苦しい思いをしたか……どんなに助けを呼んだか……どんなに涙を流したか……そして…どれだけ痛かったか」
桂「…琴音殿が…自分は何が出来るのかと悩んでいた」
銀「……」
桂「彼女は彼女なりに貴様の為に何か出来ないかと言っていた。
足手まといになりたくない、でも自分は弱いと……。
だが、そんな琴音殿だからこそ、彼女なりの戦い方を見つけた。
どんなに高杉に傷つけられ様が、琴音殿はそれでも自分の体を盾にして貴様を守ったのだぞ
人は弱さを理解するから強くなる…弱いからまっすぐ前を向くから前を見られる……。
銀時…貴様に彼女の気持ちがわかるか?
それとも何か?
貴様は琴音殿の覚悟すら踏みにじる気か?」
銀「……っ」
【私が大切だと思っている人たちを傷つける事は許さない!!】
【私…が……ま、もる…から】
銀「……踏みにじれるわけ…ねーだろ……コノヤロー」
銀時はさっきまで胸ぐらを掴んでいた手をゆっくりと放した。
病室には重たい空気が流れ、桂は乱れた服装を整えた。
土「ったく…情けなくて欠伸が出るな」
沖「全くですぜィ…普段のチャランポランも此処までいったら只のフヌケな万年金欠侍でさァ」
新「銀さん…止まない雨なんか無いんですよ」
神「そうネ!
晴れはすぐそこまで来てるかもしれないアル!!
だからいつもの様に元気出すヨロシ!」
近「万事屋、そんな顔で琴音ちゃんに会う気か?
いつ目を覚ましても良い様に、胸を張っていつものお前でいてやれ」
彼らの気持ちは銀時以上に前向きで、少しでも銀時を元気づけようとしていた。
END