第29話 訓練から実戦になる事だってある!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「桂さん!!桂さん!!?どうしたんですか!!?」
っ…手錠の所為でドアノブに手が届かない!!
「桂さん返事をしてください!!」
桂「琴音殿…っ…に…逃げろ!!!…グハァア!!」
「Σキャァっ!!」
扉越しに桂の姿が現れた。
磨りガラスの所為で、桂がどんな状況なのか把握が出来ず、琴音自身もただ彼の名前を呼ぶ事しか出来なかった。
しかし次の瞬間、桂の声とともにドアの磨りガラスには彼のものと思われる血が飛び散り、それに驚いた琴音は悲鳴を上げた。
何!!
外で何が起きてるの!!?
いくら訓練だからって、本当に殺したりなんてしないよね!!?
「ここにいたでござるか」
「っ……!…あ、……あなた」
【万斉そいつだ】
【良いのか?晋助】
【あぁ、連れて行け】
【…すまぬな…悪く思うな】
サングラスにヘッドフォン…ロングコートに三味線
あの時の……高杉の仲間
「万斉…さん」
河「名前覚えていたでござるか……改めて河上万斉と申す。
分かっているかと思うが、晋助が呼んでるでござる」
「…高杉…さん…!
そ、そのまえに!!桂さんはどうしたんです!?」
河「心配はないでござる……すでに殺した」
「Σっ!!…な、なんで…すって」
河「拙者としても本意ではござらぬ…しかし、それが晋助の命令ならば仕方の無い事。
……今から琴音殿を晋助のところへ連れて行く。
希望としては大人しく運ばれてほしいでござるが、暴れるようならば、少々痛い目をみるでござるよ」
サングラスで表情は分からないけど、この人は本気だ。
「…………わかりました」
河上は軽々と琴音を抱きかかえると、その建物から姿を消した。
.