第28話 俺は貴方とニャンニャンしたいんだ!!
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「ちょ、ちょ、ちょ桂さん!!」
桂「なんだ?移動中に口を開くと舌を噛むぞ?」
「やっ…だ、だから!
た、たっ…高い!!高い!!高いからァァアア!!」
煙幕で銀時達から琴音を連れ去った桂は、真選組と銀時達から距離を取る為に、彼女を抱きかかえたまま屋根から屋根へと移動していた。
桂に取ってはいつもの事だったので、高いところは何ともなかったが、琴音はそういったところを移動した事が無かったので、落とされないかどうかに恐怖を感じていた。
桂「もう少し我慢しててくれ。
此処を抜ければ廃墟がある。そこなら琴音殿を休ませてあげられる」
走り出して15分後、桂は一件の廃墟へと身を隠した。
「桂さん、私の首に手錠の鍵があるので外してくれませんか?」
桂「あぁ、分かった」
琴音の首には沖田から借りた手錠の鍵がぶら下がっており、桂はその鍵を使って手錠を外した。
「それにしても、よくこんな場所があるなんて分かりましたね?」
「此処は俺たち攘夷志士が普段から出入りしている場所でもあるからな。
まぁ、今日は訓練があると言う事で他の連中は別の場所にいるから安心していい。」
桂に連れてこられた廃墟は、以前オフィスとして使われていたのか、建物の作りはしっかりとしており、外から建物内部が見られない様に窓には全てシャッターが下ろされ、さらに日の光すら入らな入らなかった。
桂は室内の裸電球に明かりをつけると、さっきまで暗かった部屋が明るくなった。
部屋は思った以上に広く、ここでも集まっているという事で、広めのソファや机といった家具類が置かれ、その他はとてもシンプルな所だった。
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